龍が如く0 誓いの場所 はシリーズ最高傑作の1つ
龍が如く0から学ぶ大人の夜の遊び方 と漢の仁義 。龍が如くシリーズの原点、桐生一馬と錦山彰の戦いが描かれた龍が如く1以前の物語、伝説の始まりが描かれているのが本作、龍が如く0(2015年3月12日セガより発売)です。
本作は、2人の主人公、桐生一馬を操り神室町を、真島吾朗を操り大阪を舞台に、夜の街を舞台にそこに暮らす様々な人々の金と欲に塗れたドロドロしたドラマ、涙あり笑いあり、お色気ありの人情溢れるハートフルな物語を楽しむことができるシリーズの中でも最高傑作の1つと、ファンの間でも評価の高い作品です。
龍が如く0から学ぶ大人の夜の遊び方 |その物語とは
1988年12月。冬の寒波が到来し日本中が凍える中、東京にある四方わずか400mの“空間”だけ熱気で満ちていた。東洋一の歓楽街、神室町。高級ブランド品をふだん着感覚で身にまとう人々。陽気で楽観的な欲しい物は何でも手に入る時代。
だが、金がすべてを支配するこの街で、手に入らないものがあった。それは一分の隙もなくコンクリートで埋め尽くされた街に偶然生まれた、“たった一坪”の空き地だった……。その頃、神室町界隈の裏社会では、あるプロジェクトの利権を巡り、水面下で熾烈な争いが始まろうとしていた。それが神室町21世紀再開発計画。
数万を越える遊興施設に飲食店、風俗店がひしめく一大歓楽街に突如沸き起こった再開発計画。それは、ミレニアムタワー建設のために必要な土地の“最後の1ピース”を巡る神室町の“次の支配者”を決めるための闘いが幕をあける。
桐生編
金に溢れる欲望の時代を謳歌する“表”の人間たち。さらにその先の利権を狙う“裏”の男たち……。表と裏、“白と黒”が奇跡のバランスで交じり合う神室町という空間。その片隅に、まだ白にも黒にもなりきれない、中途半端な若者の姿があった。
東城会直系堂島組若衆・桐生一馬。二十歳。腕は立つが愛想はない。他人をだます知恵もない。暴力と金。ふたつの“力”が必要とされる裏社会で器用に立ち回ることができない若者は、その日も人目のつかない路地裏で借金取りの“バイト”をして食いつないでいた。
何が欲しいのかもわからない。未来に描く夢もなくフラフラと街をさまよう若き極道。それが桐生一馬という男だった。だが、桐生が借金を取り立てたその晩、事件は起こってしまった。
神室町の中心、一坪の空き地、通称“カラの一坪”で起こる殺人事件。容疑者のひとりにされた桐生は、突如権力を狙う男たちの欲望の渦へと引きずり込まれていく。その裏に東城会、そして堂島組を巡る、とんでもない陰謀が隠されていることなど、知るはずもなく……。
真島編
関西のある一角が神室町と見紛うほどの熱量を放っていた。西の大歓楽街、大阪・蒼天堀。
この街もまた、時代の熱に浮かされた人々で溢れ、華やかなネオンに彩られていた。神室町に東城会という“裏”があるように蒼天堀もまた、西日本最大の極道組織・近江連合という強大な“裏”の勢力が存在した。
そんな街で“夜の帝王”と呼ばれる男がいる。閉店寸前のキャバレークラブを一躍蒼天堀No.1の人気店に押し上げた遣り手支配人。キャバレー“グランド”支配人・真島吾朗、二十四歳。
洗練された身のこなし、「お客様は神様です」と言い切る異常なまでの献身……。まばゆい光の中を颯爽と行くその姿は、金と名誉、すべてを手にした“時代の寵児”そのものだった。
それは彼にとっては偽りの姿に過ぎなかった。真島が表舞台で生きなければならない本当の理由、それはかつて犯した裏切りへの罰だった……身をおいていた組の命に背き、苛烈な拷問を経たのち極道社会を追放された落伍者。
極道として生きることすら許されない男に与えられた“罰”は、蒼天堀という巨大な“檻”の中で、監視されながら生きつづけ金を稼ぎだすこと……真島は刑務所に入った親友の帰りを待つため、罰を受け入れながら“極道への復帰”をひたすらに待っていた。
そんなある日、真島に“檻”から出る千載一遇のチャンスが訪れる。だがそれは、踏み出せば二度と後には退けない禁断の選択だった……。時代に取り残されたふたりの男。この男たちがさまざまな思惑に巻き込まれ、“カラの一坪”を巡る抗争に飲み込まれてゆく。いま、一つの時代が終わり告げ、二つの伝説が始まろうとしていた。
龍が如くゼロの面白い点
- 引き込まれる物語を彩る有名人の出演
- 魅力的な脇役達
- 作品に華を添えるセクシー女優さん達
- 豊富なサイドクエスト
龍が如く0 実在の有名人の出演
龍が如くといえば、シリーズ途中から実在の有名人が出演するようになった、過去作では6「命の詩」のビートたけしさん、5「夢、叶えし者」の哀川翔さん、4「伝説を継ぐもの」の成宮寛貴さんはじめ多くの有名人の方が出演していました。
龍が如くゼロでは、
- 久世大作 役 小沢仁志さん
- 阿波野大樹 役 竹内力さん
- 渋澤啓司 役 中野秀雄さん
- 佐川司 役 鶴見辰吾さん
- 立花鉄 役 井浦新さん
など、極道映画やドラマでお馴染みの豪華俳優陣が出演。背筋の凍る怖い演技(映像はCGですが)で、作品を彩ってくれています。
龍が如くゼロの魅力的な登場人物達
龍が如くシリーズといえば、神室町の街を探索してユニークなキャラクター達と出会うのも醍醐味の1つ、今作もメインキャラクターではないが、緊迫した物語の中で彼らとのハートフルな交流は物語の中で癒しのスパイスになっている。
- 武器商人の裏取引を追う新聞記者
- 過去の事件のトラウマから職務質問しかできなくなった警察官
- 絶倫を自称する夜の街に登場する変態
- 桐生に神室町の未来を託す不動産社長
- 嬢王様
- おかま
- ゲーセンの店員とゲーム対決
- ボーリング場の店員
- 人気ゲームアラクレを脅し取られた子供
- ひょんなことからヤンキーのカリスマになった、なんちゃってヤンキーのバンドマン
筆者がサクッと探索しただけでも、これだけのユニークなキャラクター達と遭遇した。当ブログ読者の方にも興味をそそられるキーワードがあるかもしれない。
作品に華を添えるセクシー女優さん達
シリーズ途中から、有名人と共に登場するようになったセクシー女優さん達。今作では10人のセクシー女優さんが登場する。
- CLUB VENUS 千佳 役 有村千佳
- CLUB MOON まな 役 紗倉まな
- CLUB MARS 亜衣 役 上原亜衣
- CLUB MERCURY ひびき 役 大槻ひびき
- CLUB JUPITER 沙希 役 初美沙希
- テレクラで出会う遥希 役 さとう 遥希
- テレクラで出会う 彩也香 役 友田 彩也香
- テレクラで出会う 莉久 役 湊 莉久
- 美人ホステス 茉莉奈 役 白石 茉莉奈
- ゲーセンの店員 今日子 役 真木今日子
龍が如くゼロはサイドクエストが豊富
龍が如くの魅力は、小ネタから、本編に絡めた内容まで豊富にあるサイドクエスト。ちょっとだけ妖しい個室ビデオやテレクラ攻略、きわどい衣装を身に纏った女の子同士のキャットファイトなどのお色気要素。
カツアゲの常習犯とのお金をかけて対決、ダンス対決やカラオケなどの対決など、本編を忘れさせるほどハマってしまう要素盛り沢山。筆者は、ストーリーそっちのけでハマってしまいました。
- 出会い
- カツアゲ君
- テレホンカード集め
- 個室ビデオ
- バトルロイヤル キャットファイト
- ハガキ職人
- ミニ四駆
- ギャンブル
- カラオケ
- ディスコダンス
- ボーリング
- 麻雀
- 将棋
- ゲーセン
- 不動産経営
- キャバクラの経営
不動産経営 神室町マネーアイランド
桐生一馬の物語の舞台となる神室町で、娯楽王、電脳王、風速王、賭博王、芸能王、金融王と凌ぎを削る不動産バトル。
不動産を購入し、その土地を活性化し育て、そして新たな物件を購入。サブクエストで出会ったキャラクター達をスカウトし適材適所に配置して商売を回し神室町の不動産王を狙う。
キャバクラ経営
龍が如くでお馴染みのキャバクラ。本作は客としてではなく、真島吾朗がオーナーとなり経営する側を楽しむことができる。ライバル店との戦いに勝ち、セクシー女優をモデルにした看板ホステスを引き抜き戦力をアップさせながら、蒼天街一のクラブを目指す。
女の子との接客練習から、悩みを聞き出し、恋愛への発展を期待させるギャルゲー要素もあり、このミニゲームだけでゲームが作れそうなくらいです。
龍が如く0 のつまらない・面白くない点
- できれば全てを理解する為に最低限 龍が如く1は知っておきたい
- マンネリ化
シリーズを理解する為に最低限、龍が如く1は知った方がいい
本作の位置付けは、1より昔の話になる。龍が如くシリーズは6まで発売されているので、全てをプレイしなくとも、最低限でも1を遊んでおけば更に楽しめるだろう、しかし時間がかかってしまう点は難点。
龍が如くシーリーズマンネリ化の宿命
シリーズも作品を重ね、お馴染みのキャラクターや街並みやゲームシステムなど愛着が湧く反面、新鮮味に欠けて来るのも長寿作品の宿命か。
それらを踏まえて 龍が如く0 約束の地
には星4を贈ろう
筆者はシリーズの1から3の初期作品はプレイ済みで、龍が如く0は久しぶりに遊ぶシリーズでしたが、お馴染みの操作や神室町などの街並み懐かしく探索も楽しめました。
本作はミニゲームなど盛り沢山の魅力が詰まったゲームですがしかし、物語を1番に褒めたい。特にシリーズで人気の高い真島吾朗が初めて主役になり、目の見えない女性、まこと を守って行く切ないストーリーは最後まで目が離せませんでした。漢のカッコ良さが詰まったマンネリを吹き飛ばす作品です。そしてこの作品で大人の楽しみ方を学び、あなたも夜の街に繰り出しませんか。
余談ですがこのゲームはシェンムーのアイディアを引き継いで開発されたという噂があります本当なんでしょうかね。開発者の名越 稔洋 氏は、AM2研で鈴木裕 氏と仕事をしていたそうですので、何らかの影響はあったかもしれません。