スプラ初心者の筆者が感じたこと
スプラトゥーン3はすぐ飽きる ?のかどうかについて。スプラトゥーンは(発売:2015年5月28日 制作:任天堂)新しいTPSシューティングゲームとして当時旋風を巻き起こした。
これまでのTPSやFPSシューティングに代表されるフォートナイトやAPEXは戦争さながらに人と人が撃ち合う殺気漂う内容が大半だった。
しかしスプラトゥーンは撃ち合いはあるものの、陣地をペンキで塗って沢山塗った方が勝ち、という任天堂らしいFTPシューティングに対する回答だった。
そのゲーム性とポップなデザインで、大人から子供まで魅了し、瞬く間に任天堂の新規主力IPにまで成長。恐るべしゲーム界の巨星、任天堂と言ったところか。
筆者はスプラトゥーン3(発売:2022年9月8日 売上1,330万本以上)が初めてのスプラで最初こそ戸惑ったが慣れると、このゲームの楽しさを感じることができた。しかし スプラトゥーン3はすぐ飽きる と感じた。その理由を述べていこう。
スプラトゥーン3の面白い・楽しい点
- 様々なゲームモード
- 幅広い戦略に対応できるカスタマイズ性
- ありそうでなかった世界観
- 誰でも成長を実感できるシンプルなルール
様々なゲームモード
スプラトゥーン3は、メインのネットを介して対戦するナワバリバトル、4つの遊びで構成されるバンカラマッチ、プレイヤー同士が協力してクリアするクマサン商会のバイト、仲間内で楽しむプライベートマッチ、1人で楽しむヒーローモードなど遊び方もステージも豊富で、誰でも比較的に好みの遊びを見つけられるだろう。
定期的なアップデートは新ステージやブキが得られ、随時開催されるフェス・お祭りイベント(第1回:無人島に持っていくなら? 第2回:パートナーに選ぶならどのタイプ?など)も貴重なアイテムを得られる機会で双方ともに見逃せない。
幅広い戦略に対応できるカスタマイズ性
スプラシューターやローラー、スラッシャーなどスプラトゥーン3には、様々な特性を備えたブキでプレイヤー好みの立ち回りができる。ブキのみならずクツやフクなどの衣装にとギアという拡張要素を組合せカスタマイズが可能だ。
対戦前にドリンクやフードを食べることで一定期間得られる経験値アップなども積極的に活用したい。
ありそうでなかった世界観
スプラトゥーンの世界観は独特なキャラクターや世界が広がる。
キャラクターや世界感を作ったグラフィックデザイナーの井上精太氏、一度聴いたら忘れない耳に残る音楽を作った峰岸透氏、プロデューサーの野上恒氏達が表現するスプラトゥーンの世界は見ただけでそれと分かる個性だ。amiiboなどのグッズが人気なのも頷ける。
服装などのアレンジも可愛い。
誰でも成長を実感できるシンプルなルール
塗る、攻撃する、潜る、など基本アクションは少なく誰にでも覚えやすい操作性。最初は難しく感じるが、成長度合いは実感しやすいシンプルなゲームと言える。
例えばナワバリバトルでは、誰も自陣地を塗っていなければ自分は自陣に徹しようなど、下手でも何らかしらの貢献を発見できる。
勝てなければ、スパイキーというキャラクターに依頼し、新たなギアを装着して自身の弱点を補おう。
つまらない・面白くない点
- 偏りがちなマッチング
- スプラにも潜むネットゲームの闇
- スプラトゥーン3はすぐ飽きる
偏りがちなマッチング
プレイヤーレベルや武器の組合せは、あまり考慮されていないランダムなマッチングで、古参・ガチプレイヤーとの格差が顕著。新参者は初心者狩りで心を折られる覚悟が必要だ。
そしてブキについても、中には兵器と呼べるほどの強力な代物もあり、それらはレベルが高くないと得られない仕様の為、初期装備で戦う初心者の心を戦意喪失させるには十分な理由になる。
自チームに同じブキばかりという組合せもあり運任せなところも。
緩く遊びたいプレイヤーの居場所がない。
(任天堂ライブのスプラ大会の達人レベルは軽く引いてしまう。フォートナイトも然り。)
サッカーゲームのFIFAはプレイヤーの実力と使用チームの総合力など考慮されているし、プレイヤーが調整できる。スプラトゥーンもプレイヤーレベルに合わせて初心者のみ練習用マッチングなどもう少し考慮できないのだろうか。
しばしばネット回線が安定しないのも付け加えておく。
スプラにも潜むネットゲームの闇
子供受けしそうなキャラクターやポップなデザイン、軽快な音楽に万人受けしそうなゲームと惑わされがちだが
スプラトゥーンにも社会問題にもなっているネットゲームの中毒性、闇が潜んでいる。
ネットゲームの世界ではある種のヒエラルキーが築かれ、他人より上に立つことで、カタルシスやエクスタシーを感じやすく中毒者を作りやすい、それは本作でも同様だ
古参やガチ勢の中にはオンライン対人戦でエキサイトしすぎる人がおり、足を引っ張った人のIDをSNSで晒すなど常軌を逸した行動が問題になることも。
スプラトゥーン3はすぐ飽きる
塗って倒す陣取り合戦は、シンプルなルールだが、ブキの組合せやカスタマイズ、地形などなかなか奥深い作りになっている。
しかしランダムによる不特定多数の対戦がメインの為、偏りがちなマッチングも影響して役割分担、チーム戦略の意思疎通が難しい。コミュニケーションが「ナイス」「やられた」のみも影響しているのだろう。
結局は個人行動になってしまい、スキルで劣る初心者には更に辛いところだ。
自分は相当塗ったのに自陣地が壊滅しているなど、1人で全てカバーするのは不可能。チームの組合せの運によるところが大きい。そもそもマップが狭く、本来の目的である塗ることより、相手をキルする戦いの方がメインになっているのはいかがなものか。
以上のように筆者は、勝っても嬉しいのは最初だけで、次第に勝敗はどうでもよくなり、ゲームそのものに目的が持てなくなり飽きるのも早かった。スプラトゥーン3はすぐ飽きる理由は以上。
それらを踏まえて
スプラトゥーン3には
星4を贈ろう
中毒性が高く虜にされるプレイヤーがいる一方でゴールや目的も無く、ひたすら対戦して勝敗を競い合いあうのは、飽きやすいのも事実。筆者にはブキや服などのアイテム、ロッカーのカスタマイズは、そこまではハマらなかった。
筆者は、一カ月程で十分に楽しでお腹一杯になりましたね。楽しかったです。
スプラトゥーンは、遊びとして既に完成されているので、今後はどう展開していくのだろうかが気になるところです。