ゼルダの伝説 夢をみる島 リメイク
ゼルダの伝説夢をみる島は面白い 。本作は1993年6月6日にゲームボーイでオリジナル版が発売されており、26年の時を経て任天堂Switchでリメイクされて発売(2019年9月20日)これだけ時間が経てば、オリジナルを知る人も少なく、リメイクと言えどほぼ新作と変わらない印象だ。
ファミコン黎明期に生み出されたゲームの中には、シナリオやシステムは色褪せず素晴らしいが、グラフィックやUIの面で時代にそぐわない。
そんな名作達の一つのリメイク作品の正解としての基準となる作品なのではないか?と筆者は感じた。
ゼルダの伝説夢をみる島は面白い そのストーリー
リンクが修行の旅を終え、
懐かしいハイラルに帰る航海の途中のことです。
突如嵐に巻き込まれ、流れ着いた先
そこは、「コホリント」と呼ばれる
自然豊かな島でした。
島からの脱出方法を探すリンク。
そこに現れたフクロウは、こう告げるのです。
コホリント島を治める神、かぜのさかな が眠る限り外への道は開かれぬ。
リンクはフクロウの助言に従い、かぜのさかな を目覚めさせる為に島に眠る8つのセイレーンの楽器を集める冒険に出かけるのであった。
面白い点・良い点
- 個性豊かな島民達
- 徐々に出来ることが増えて楽しい
- 箸休め的なミニゲーム
- 音楽が良い
個性豊かな島民達
コホリント島の島民達は、個性豊かでユニークな人物が多い、中にはリンクの助けになるような情報を提供してくれる人物や、本編以外の娯楽で楽しませてくれる人物まで様々な出会いが様々な場所で待ち受ける。愛嬌のある仲間の登場はゼルダの伝説夢を見る島は面白い点だ。
ゼルダの伝説夢をみる島は面白い 徐々に出来ることが増えて楽しい
コホリント島の中は序盤から様々な場所を探索できるのだが、リンクは剣と盾で切るか防ぐことしか最初はできず、探索の過程で取れない宝箱や仕掛けが物語が進むに連れて色々なアクションが可能となり解決できるのが、ゼルダの伝説夢を見る島は面白い点、楽しいと感じる点の一つだ。
後で思い出して「そういえばあそこにあった宝箱が今なら取れそうだな」など記憶を刺激してくれる仕様になっている。
箸休め的なミニゲーム
ミニゲームは本編に疲れた時に箸休め的に役立ってくれるが、それらで得られるアイテムは本編に役立つものだったりする。
クリアに必須のものでなくても是非、獲得しておきたいアイテムが得られる。
ゼルダの伝説夢をみる島は面白い 音楽が良い
ゲームにおいて音楽は、重要な要素だ。普段は音楽に注目していなくとも意識して聴いてみると製作者のこだわりが現れていたりして耳でも楽しませてくれる。
マリオやドラクエやファイナルファンタジーのように中には刷り込まれて、作品のイメージと直結するような超がつく名曲も生み出されているがゼルダシリーズの音楽もその一つと言える。
面白くない・つまらない点
- 攻略がわかりづらい
- 攻略がワンパターン
- 島民達との交流が希薄
攻略がわかりづらい
見えづらいダンジョンや、攻略サイトを見ないと分かりづらい仕掛けなどが多々あり(見ても分かりにくい)それらは製作者の意図した仕様ではないように感じた。
攻略がワンパターン
一つのダンジョンをクリアして楽器を手に入れて、また変わり映えのしない内容の攻略法で新たなダンジョンをクリアする。
次第にワンパターン化してしまい、楽しさも薄くなってくる。
ボスも大して強くなく、攻撃のバリエーションもワンパターン。
島民達との交流が希薄
島民達は個性豊かだが、本編において彼らと交流を深めたり、共闘する場面はあまりなく、昔ながらのNPCだなと感じる。
筆者的には、愛着を持てる脇役はいなかった。
それらを踏まえて
ゼルダ夢の伝説夢をみる島には
星3.5を贈ろう
名作は時を経ても色褪せず本質的な面白さが備わっている。
それを新しい技術でリメイクすれば新規ユーザーの獲得にも繋がる。
それは本作が多くの好評を得ていることからも、実証されていると感じます。
ファミコン探偵倶楽部などもそうですが、そういった過去の名作にしておくには勿体ない作品達が再び日の目を見れるような、本作のリメイクの成功が一つの指標になれば素敵ですよね。