死にゲーの傑作
ダークソウル3はつまらない のか? 面白いのか?について話そう。
ダークソウル3(2016年3月24日に発売)は、ゲームデザイナーの宮崎英高氏らが中心になって開発されたフロムソフトウェアのアクションゲーム。
デモンズソウルから数えて4作目のソウルライクシリーズで、死にゲーというジャンルを築いたシリーズの1つだ。
同社は、古くは1994年のキングスフィールドから、今に至るまで独特の世界観で、その地位を築きクリエイター色の強いマニアックなメーカーであったが、今や世界中に多くのファンが存在するまでに成長した経緯がある。
ダークソウル3の面白い・楽しい点
- 世界観が素晴らしい
- 成長要素
- 達成感が高い
世界観が素晴らしい
ダークファンタジーを基調に、不気味、不穏、束の間の安息がゲーム内に見事に表現されている。各ステージでは、それぞれの特色を活かした仕掛け、モンスターが待ち受け、プレイヤーの好奇心を刺激するものになっている。
石橋を叩いて慎重に進むもよし、なりふり構わずボスまで突き進むもよし、プレイヤーの性格が現れるゲームと言える。
成長要素
死にゲーは難易度が高いと言われるが、火防女や鍛冶屋アンドレイの能力を使い、キャラクターを成長させることで技術不足を補うことも可能だ。
HPや体力、筋力、ソウルなどのパラメーター、武器や盾の強化、HPやソウルを回復できるエスト瓶の強化など、プレイヤーの得意な戦法や弱味など補強することで攻略を助けてくれる。
達成感が高い
理不尽といえるくらい滅茶苦茶な攻撃を仕掛けるボスに秒殺され唖然とし、積みゲーにしようかと葛藤する人もいるだろう
しかし、他人のプレイ動画を研究したり、何度も挑戦していると、気がついたら倒せている。不可能に思ったことを達成する喜びは、現実ではなかなか味わえないものだ。
それはゲーム内のことだけではない、自分の現実世界にもこの達成感は還元してくれるだろう。難しい物事があっても、真剣に取り組めば何とかなりそうな気がしてくる。
そしてDLCもあり遊び足りないこともないだろう。
ダークソウル3の
つまらない・面白くない点
- 発売から年月が経つと共闘が難しく
- カメラワークと難易度
- 死にゲーはお腹いっぱいになる
発売から年月が経つと共闘が難しく
本作は、オンライン上のプレイヤーと共闘したり、他のプレイヤーを狩る立場になれる。
ボスが強すぎて勝てなくても、上手な人と組んで倒すことも可能なのだが、年月が経過するとプレイしているユーザーが少なくなるので、マッチングが難しくなる。
NPCの助っ人もいるが、どちらにせよ面白さの鮮度は失われてしまうだろう。
助っ人を呼ぶ方法も、残り火といわれる特殊な状態で、他のプレイヤーがフィールドに残したサインを見つけて召喚する必要があり条件が多いのも欠点。
共闘の方法は筆者的にはブラッドボーンの方が簡単で楽しめた。SEKIROは共闘さえないので、好みの分かれるところだろう。
カメラワークと難易度
視点の問題がある。多くのボスは巨大なモンスターだ、なのでカメラワークが乱れやすく視点が悪くなりやすい。
ボスの破壊力も恐ろしい。プレイヤーの能力、武具などの強化はできるが、ボスの前では一瞬で挫かれることもある。敵の一撃でHPが半分削られ、ガードしたとしても持久力が全て奪われ瞬殺。
理不尽とも感じられる仕様に、初心者の心が折れることは必至だ。
死にゲーはお腹いっぱいになる
死にゲーは面白い反面、忍耐と大きなストレスを伴う。普通のプレイヤーは一度遊んでクリアーすれば、お腹いっぱいになるのではないか。
フロムソフトウェアの死にゲーは、ダークソウル、デモンズソウル、ブラッドボーン、エルデンリング、SEKIRO様々ある。どれかを既に直近で遊んでいれば、無理して遊ぶものでもないし、ストレス発散や暇つぶしに遊べるゲームではない。
筆者の場合は、数年に一回遊べたら、十分満足に感じるし、他にも死にゲーの最新作が登場するタイミングならそっちの方がいいかもしれない。
それらを踏まえて ダークソウル
には星4を贈ろう
死にゲーは、RPGのように必ずしも費やした時間が確実にリターンとして保証されませんし、ゲームにストイックさを求めない人には、向かないと思います。
しかし、食わず嫌いしている死にゲー未体験のプレイヤーは、何らかの死にゲー作品をどんなものか怖いもの見たさの好奇心で手に取ってみると、最高の体験になるかもしれません。