ホラーゲームを牽引した
歴史的作品
バイオハザードは今遊んでも面白い ホラーゲームとしてカプコンからプレイステーションで発売されたアクションゲーム。(1996年3月22日)
カプコンといえば、当時はストリートファイターやブレスオブファイア、魔界村、ロックマンなど人気IPを多数かかえている人気メーカーだったが、看板タイトルのような期待や確実な見込みのなかった、バイオハザード1は低予算で製作された新規IPだった。
それが今では、カプコンの看板タイトルへと成長した。本作を含めて4作目まで、ディレクター、プロデューサーとして三上真司氏が携わった。三上氏のチームから大神やベヨネッタなど手がける神谷英樹氏を輩出するなど人材育成の面でも大きな成果を残している。
バイオハザード1ストーリー
夜の闇がアークレイ山地を覆う中、奇怪な事件が続いていた。
行方不明者、無惨に引き裂かれた遺体、そして目撃される謎の「獣」。この恐怖に立ち向かうべく、ラクーン市警察(RPD)の特殊部隊「S.T.A.R.S.」のブラヴォーチーム派遣される。
しかし、出発して間もなくブラヴォーチームからの連絡が途絶える。
通信機のノイズが最後に響き渡った言葉「助けてくれ!」。
続いて出動するのは、S.T.A.R.S.の主力部隊、アルファチーム。リーダーのアルバート・ウェスカーを中心に、狙撃の名手クリス・レッドフィールド、爆発物のプロジル・バレンタイン、整備士バリー・バートン、パイロットブラッド・ヴィッカーズらが現地へ向かう。
アークレイ山地に降り立ったアルファチームが見たものは、ブラヴォーチームの墜落したヘリと散乱する遺留品。
隊員の姿はなく、あたりには不穏な静けさが漂う。そして森の奥から現れる獣、凶暴化した「ゾンビ犬」たちが襲いかかり、彼らを追い詰めていく。
「ここから逃げろ!」叫ぶブラッド。しかし、パニックに駆られた彼はヘリを置いて逃走。
取り残されたアルファチームは、生き延びるため森の中を走り抜ける。そして辿り着いたのは、闇夜に浮かぶ巨大な洋館。その重々しい扉を開けた瞬間、彼らは自分たちが恐怖の中心に足を踏み入れたことを知る。
これが、すべての始まりだった。
バイオハザードは今遊んでも
面白い 点・楽しい点
- 洋館を舞台にした恐ろしい展開
- 謎解き
- 選べる主人公とやり込み要素
洋館を舞台にした恐ろしい展開
プレステでバイオハザード1が登場した当時は、あまり本格的なホラーゲームはなかった。
かまいたちの夜や弟切草などサウンドノベルのホラーゲームはあったが、3Dのゲームで当時では、珍しいホラーのジャンルで発売された本作は、予想を上回る大ヒットを遂げた。
その理由のひとつが、洋館を舞台にした閉じ込められた空間とゾンビの不気味さなど、終始緊張感のある空気感を演出できた点があげられる。
突如、窓を突き破るゾンビ犬には、多くのプレイヤーが、飛び上がったはずだ。
謎解き
バイオハザード1を面白くさせる要素は、ゾンビとの戦いだけではない、不気味な銅像や絵画の中の暗号、多くの仕掛けが待ち受ける。不満がないとは言わないが、洋館の中に張り巡らされる謎解きは、欠かせない要素だ。
選べる主人公とやり込み要素
本作では、男性キャラこクリスと女性キャラのジル、どちらかの好きな方で遊ぶことができる。大まかな物語に変化はないが、細かい部分での違いを楽しむことができ、やり込み派には2度美味しいゲームデザインとなったいる。そした進行の仕方によっては、本来は死亡する展開の仲間の生存ルートを開くこともできる。
バイオハザード1
つまらない・楽しくない点
- 持ち物の制限との戦い
- ツッコミ所のある謎解き
- 銃を撃つアクションが大雑把
持ち物の制限との戦い
このゲームは、持ち物の制限との戦いとも言える。物を持てる数に制限がある。銃火器など大きな物は、一度にたくさん持ち運べないだろう。それ自体は不満はないし、ゲームを面白くさせる要素だと思うが
例えばインクリボンなどの小物でさえ制限に入るのは面倒だ、それくらいポケットに入れとけよと感じる。
道中で手に入る薬草を調合する際にも、一度持ち物に入れて調合する必要があり、持ち物の制限に余裕が無いと調合できなかったりする。「その場で調合くらいしろよできるだろ」多くのプレイヤーは、そのように感じるだろう。
それと、後々に使う、謎解きアイテムが早く入手することがあるが、これも持ち物の制限になるので、倉庫に保管しておくことになる。保管したことを大抵忘れてしまうので、ゲームの進行を無駄に停滞させてしまう原因になることも付け加えておこう。
ツッコミのある謎解き
これを言うと身も蓋もないが、誰がこんなに面倒な仕掛けを作ったんだと言いたい。この施設に出入りしていた研究者や関係者も施設を利用するなに、一々こんな面倒なことやってられないだろう。細かいことをいえば、物語の設定として整合性が取れない。
アクションが大雑把
謎解きやアドベンチャー要素以外にも、ゾンビと戦うアクション要素がある。しかし、銃を撃つ仕草は大雑把なものだった。銃を歩きながら撃つ事はできなし、照準は合っているのかさえも曖昧で、敵に向けて上中下の方向にしか撃てない。
キャラクターは、特殊部隊の隊員だが俊敏に動くことはできない、非常に動きは鈍くストレスの溜まる動き方をする。
それらを踏まえて バイオハザード1 には
星3を贈ろう
今、遊ぶと不自然でツッコミを入れたくなる展開も多いのですが、ホラーゲームという発展途上だったジャンルを開拓したゲーム史に残る作品ではないでしょうか。
最新のバイオハザードは、遊んだことがあるけれど、PlayStation初期の時代の作品は、遊んだことがない方は、映像も綺麗になったリメイク版もあるのでぜひ遊んでみると良いでしょう。