バイオハザード4 バイオの完成形!?

三上真司氏の最後のバイオ




名作バイオハザード4

三上真司氏の最後のバイオ 。バイオハザード1からプロデューサーとして携わり、バイオシリーズの生みの親でもある元カプコン第4開発部部長三上氏は、本作バイオハザード4(2005年1月11日 発売)を最後にカプコンから離れる。

カプコン時代に、魔界村の開発者、藤原徳郎氏を師事し、自身がプロデューサーとなり上司の立場になった際には、後に大神やベヨネッタなどヒット作メーカーとなる神谷英樹氏を育て

デビルメイクライ、逆転裁判など多くのヒット作に関わり、正にカプコンのエースとして活躍した三上氏。

カプコン以降は、プラチナゲームズ、ベゼスダ、などの制作会社でサイコブレイク、Ghostwire Tokyo など、らしさ溢れる作品を送り出している。

バイオハザード4 ストーリー

1998年のラクーンシティ事件後、アンブレラ社は倒産し、事件の生き残りであるレオン・S・ケネディはエージェントとして訓練を受けていました。2004年、レオンは大統領令嬢アシュリー・グラハムの護衛任務を受ける予定でしたが、アシュリーが誘拐されてしまいます。レオンは内通者がいる可能性を疑い、単独でアシュリーの捜索を開始。ヨーロッパの辺境の村にたどり着き、村人たちに襲われる中で、村がカルト教団「ロス・イルミナドス」に支配され、村人たちは寄生生物「プラーガ」によって操られていることを知ります。

レオンは、村の中で謎の男性ルイス・セラを助け、教会に囚われていたアシュリーを救出しますが、教祖オズムンド・サドラーから、二人の体内にすでにプラーガの卵が注入されていることを告げられます。レオンとアシュリーは、体内のプラーガを駆除する方法を探しながら、村を探索。途中で再会したルイスと一時共闘しますが、彼は「忘れ物」を取りに去ります。

その後、村を出た二人は大勢の村人に追われ、隣接する古城へ逃げ込みます。城主ラモン・サラザールの妨害を受けながら、レオンは死亡したと思われていた女スパイ、エイダ・ウォンと再会。ルイスがプラーガの成長を抑制する薬を持って現れますが、サドラーに殺されてしまいます。アシュリーを再びさらわれたレオンは、サラザールの刺客たちを倒しながら城を探索し、最終的にサラザールと対決。アシュリーを救出し、エイダと共に教団の本拠地である孤島へ向かうこととなります。

バイオハザード4 面白い・楽しい点

  • 人間が最も怖い
  • 仲間がいるって心強い
  • アクション性が向上した
三上真司氏の最後のバイオ

人間が最も怖い

バイオハザードは3までは、街や屋敷を徘徊するゾンビを倒しながら、謎を解き、脱出するゲームだったが、本作からゾンビに変わって、意思を持った人間が敵として登場する。

彼ら、意思を持ってはいるが、正常ではない、何を考えているのか理解し難い気持ち悪さが描かれている。

三上真司氏の最後のバイオ

仲間がいるって心強い

これまでに、クリスやジル、バリーなど、スターズのメンバーが仲間として登場したが、本作では、誘拐されたアシュリーを助ける任務を遂行する。

仲間とのムービーや行動が増えたことで、感情豊かな人間模様が描かれている。絶望的な恐怖が襲う状況でも仲間とのやり取りで、多少気持ちが救われる場面があるのは、今までには、少なかった要素だ。

武器商人もなかなかいい味を出している。

敵キャラにおいても、意思を持った人間が相手なので、より感情移入して戦うことができる点も付け加えておこう。

キャラクター一覧(一部)
  • レオン・S・ケネディ|アメリカ政府のエージェントであり、冷静沈着な判断力と卓越した戦闘スキルを持つ『バイオハザード』シリーズの象徴的な主人公の一人。『バイオハザード4』では、大統領の娘アシュリーを救出する任務に挑み、寄生体「プラーガ」に支配された村で命がけの戦いを繰り広げる。
  • アシュリー・グラハム|アメリカ大統領の一人娘。誘拐されヨーロッパのとある村に囚われていたところを、エージェントのレオン・S・ケネディに救出される。知的で純粋な性格だが、危険な状況に立ち向かう中で成長し、レオンのサポート役としても活躍する。
  • ルイス・セラ・ナバロ|寄生体「プラーガ」の開発に関わっていた過去を持つ謎めいた人物。抜け目のない性格とユーモアを持ち合わせ、レオンやアシュリーと共闘する場面も多い。自分の過ちを償うため、プラーガに立ち向かう道を選び、物語の鍵となる重要な情報やアイテムを提供する。
  • エイダ・ウォン|戦闘能力と知略を兼ね備えたスパイであり、独自の目的を持って事件に介入し冷静沈着な振る舞いでレオン・S・ケネディを助けつつも時に神秘的な魅力で惹きつけ翻弄する。物語の裏で暗躍しつつ、寄生体「プラーガ」やアンブレラに関連する重要な情報を得ようと行動する。
  • ジャック・クラウザー|元アメリカ軍特殊部隊の隊員で、卓越した戦闘能力と肉体的な強靭さを持つ。物語の中では、寄生体「プラーガ」を用いたアンブレラの計画に加担し、レオンの前に立ちはだかる。
  • ビトレス・メンデス|村の首領(村長)としてレオンの前に立ちはだかる。冷酷で威圧的な性格で強大な存在。寄生体「プラーガ」に感染し、超人的な力と耐久性を手に入れた彼は、サドラーの命を受け、レオンの行く手を阻む。
三上真司氏の最後のバイオ

アクション性が向上した

これまでのバイオのカメラアングルは、俯瞰した視点からキャラクターを操作して動かしていたが、本作からキャラクターから見た視点に近い、TPS方式となり戦闘や探索の臨場感や迫力が増した。

敵との戦闘においては、頭部を狙い撃ちしたり、複数の敵に囲まれた際には、どの敵を先に攻撃するかの戦略性も増している。

以前までのシリーズでは、戦闘は構えて撃つのみの大味な展開だったが、大きな進化を遂げている。

持ち物もトランクケース中のマスをパズルゲームのように、向きを変えて置き方を工夫して持ち運びできる数がカスタマイズできる点も進化している。

アイテム一覧(一部)
三上真司氏の最後のバイオ
  • ハンドガン
  • パニッシャー
  • ショットガン
  • ライオットガン
  • ライフル
  • マシンピストル
  • マグナム
  • キラー7
  • マインスロアー
  • ロケットランチャー




バイオハザード4
つまらない・面白くない点

  • 視点が酔う
  • アクション性が物足りない
  • もはやSFか!?
バイオハザード4 酔う

視点が酔う

本作から見下ろし方の画面から、キャラクターを背後から眺めるTPS視点に変更された。激しく視点を動かすゲーム性なので、人によっては3D酔いを引き起こし気持ち悪くなる場合もある。しかしバイオハザード4のリメイク版であれば、改善されているかもしれないが。筆者は未プレイだ。

アクション性が物足りない

アクション性は、TPS視点になったり、スナイパーライフルを使ったガンシューティングやレーザー網を潜る、アイテムの道具箱の置き方など、これまでより遥かに向上してはいるが、肝心の戦闘において、武器を構える時に立ち止まらなければならない不便さは改善されていない。

特殊部隊の捜査官が、銃を歩きながら構えられない撃てないのは、いかがなものか。もっと軽快なアクションと爽快感が欲しい。

三上真司氏の最後のバイオ

もはやSFか

ウイルスにより人間や動植物がゾンビ化して襲ってくるこれ迄のシナリオは、非現実的ではあったが、幽霊などのような、まだ現実要素があって物語に説得力があった。

しかし、本作から、敵もゾンビでなくなり、遺伝子を操作したモンスターが登場する。それは、まるでAKIRAの鉄雄のような風貌なものなど、SFの世界観に様変わりしたような設定になっている。

余談だが、バイオハザード6では、SF要素は更に大きくなり、まるでビルの大きさ程の巨大怪獣のようなモンスターが登場する。

あまりに世界観が変わりすぎると一気に冷めてしまう。


それらを踏まえてバイオハザード4には
星4を贈ろう

バイオハザード1から3やゼロなどは、ホラーアドベンチャー色が強い作品でした。バイオハザード4ではアクション性が増して、アクションシューティングの要素が強いゲームへとガラッと変わって、ファンを驚かせましたが、

バイオハザードのイメージを壊さず上手にイメージチェンジができたおかげで、三上氏が退いた後にバイオシリーズは一時期は低迷期を迎えますが、7以降の新しいバイオハザードの形に繋がった作品と言えますね。

本作は、ゲームキューブから最初に発売さへた古い作品ということで、最新のゲームと比較して不便な点はありますが

ブラッシュアップされたリメイク作のREシリーズを遊ぶことができますので、まだ遊んだことがないプレイヤーは、そちらがお勧めです!

三上真司氏の最後のバイオ
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