王道回帰のFINAL FANTASY9
王道回帰のFF9 とは。FF6、FF7、FF8から始まった未来感を彷彿させる世界観で路線変更されたFFだったが
FF8で斬新なシステムや物語がファンの間で賛否両論を巻き起こし、続編は王道回帰のF Fファンの期待に応えて?開発されたのがFF9だ。(発売日:2000年7月7日)
しかし、単純な懐古主義的な作品ではなく、中世ファンタジーのイメージを保ちつつ、飛空艇などメカニックな要素も上手く世界に馴染ませている作品だ。
王道回帰のFF9 ストーリー
ファイナルファンタジー9の面白い・楽しい点
- 世界観が素晴らしい
- それぞれの運命に挑むキャラクター達
- 中毒性の高いカードゲーム
世界観が素晴らしい
F Fといえば、7以降はメカニックな世界観が取り入れられているが、中世のファンタジーを意識した古き良き F Fを待望するユーザーの声も多い。
中世の城や煉瓦造りの道や橋、鎧や武器など、懐かしさを覚える世界観を表現しつつも、飛空艇のデザインなど見た目はアナログなのだが未来感を感じるデザインが上手く調和されている。
それぞれの運命に挑むキャラクター達
主人公のジタンは、見た目やセリフはチャラいキャラクターだが、物語が進むにつれて仲間を引っ張って行くリーダーとして、頼り甲斐を感じ愛着が湧いて来る主人公だ。
ヒロインのガーネットは、お姫様として登場し意思の強さを周りに見せる反面、一人で抱え込み突っ走る傾向があり、それを受け止めサポートするジタンとの関係が気になる存在だ。
ビビは、本作の準主役と言っても過言ではない、そのビジュアルは、これまでのF Fに登場していた黒魔道士の姿そのものだが「自分は何故生まれてきたのか」という、多くの現代人と共有する悩みを抱えたキャラクター。
中毒性の高いカードゲーム
F F 8でも好評だったカードゲームは、様相を変えて本作でも、楽しむことができる。ゲームの中で必須の要素ではないが、物語に疲れた時の息抜きに、街や村、城の人々とのコミュニケーションに役立ってくれる。
カードの種類も様々あるので、コレクター癖のある人も熱中できるのではないだろうか。
ファイナルファンタジー9の
つまらない・面白くない点
- 一部のキャラの魅力が伝わらない
- 世界観は狭く旅する感覚は希薄
- ダンジョンが分かりづらい
一部のキャラの魅力が伝わらない
主人公のジタン、準主役のビビ、ガーネットらの物語は、各キャラの苦悩、葛藤が描かれており、彼らにとても感情移入できるのだが、一方で仲間のクイナやサラマンダー等の掘り下げが殆どされておらず、彼らが危険な旅に同行する動機に乏しい。クイナにいたっては、食の探求、美味しい物を食べられるからという、信念も何もない浅い動機でジタン達の旅に同行して、目的の美味しい物が食べられたのかは疑問だ。ストーリーにいてもいなくてもいい仲間がいるのは残念。
世界観は狭く旅をする感覚は希薄
本作では、大きな街は3つくらいしかない。過去のF F作品やドラクエなどは、新たな土地とその土地を収める国や町村、その場所の見所があったりするが、FF 9ではワールドマップに点在するスポットが少なく感じた。寄り道をするような遊びも乏しい。
ダンジョンが分かりづらい
プレイステーションのグラフィックは、味があると言えばそうなのだが、中途半端なグラフィックは見づらく、ダンジョンでは何処に道が続いているのか、仕掛けがあるのか判断が難しい、それにより無駄な時間を奪われる事になるのがストレスだった。
それらを踏まえて FINAL FANTASY9 には
星3.5を贈ろう
初代プレイステーション時代の作品ということもあり、システムや物語の掘り下げなど、作りの荒い部分もあるのは仕方ないところだと思いますが、FF9を遊んでみたいが、古いゲーム長時間を遊ぶのは躊躇する。
そんな方にはリメイクが噂されているFF9の発売を待ってから、そちらを遊ぶのもいいと思いますよ。リメイク期待したいですね。