ザ・ラストオブアス
ドラマティック・サバイバル
ラスアスは面白い
ラスアスことラストオブアス(2013年6月20日発売 ノーティードッグ製作)は、ゾンビが徘徊する世界で生き抜くサバイバルFPSゲームだ。プレイヤーは娘を亡くした中年の男ジョエル。
ジョエルは気が乗ら無いながらも仲間との約束を守る為に1人の少女エリーを連れて、ある組織の拠点まで旅をする。
その道程で起こる出来事や、会話、出会う人を通して、次第にプレイヤーはエリーを守るべき存在として感情移入していく。
ラスアスは面白い そのストーリー
世界が変わり果てた。パンデミックによって人々は感染し、社会は崩壊した。ジョエルという男は、かつて家族を失い、今や冷徹な生存者となり果てた。そんな彼に、ある日、エリーという少女を護送する任務が舞い込む。彼女は、感染から免疫を持つ特別な存在で、全てを変えるかもしれない鍵を握っている。
ジョエルは最初、ただの任務としてエリーを運ぶつもりだった。しかし、荒廃した世界での過酷な旅路の中で、二人は次第に深い絆を結んでいく。どんな危険が待ち受けていようとも、ジョエルはエリーを守ると決意し、無情な世界の中で生き抜こうとするのだった。
ラスアスは面白い・楽しい点
- キャラクター達のドラマ
- 迫力のある戦闘
- 適度な探索要素とキャラクターの成長
キャラクター達のドラマ
ラスアスは面白い 点の一つにキャラクター達のドラマにある。ゾンビが徘徊する世界の話は他にもよくあるアメリカの定番だが
主人公のジョエルと身寄りのない少女エリーを守りながら、彼女に一縷の望みをかけて目的地まで連れて行く道筋は、とてもよく描かれており、感情を揺さぶり、プレイヤーを物語の世界へ引き込んでいく。

迫力のある戦闘
主人公達を襲う敵は、ゾンビはもちろん生身の人間達も敵として襲いかかる。
ゾンビの習性を利用して、火炎瓶で一網打尽にしたり、生身の人間を倒す際は、派手なドンパチで倒すこともできるし、蛇のように音を立てず忍び寄り、ステルスキルをすることも可能な点でラスアスは面白い。

適度な探索要素とキャラクターの成長
街の中やダンジョンは、限られた範囲の移動が可能で、オープンワールドほどの探索要素はないが、探索をして得た道具で、キャラクターの特殊能力や武器のカスタマイズが行える。
ゲームを進める上で、重要な要素なので積極的に探索してみるといいだろう。
ラスアスの
つまらない・面白くない点
- ダンジョンが狭い
- 話が一本道
- ウォーキングデッドのパクリ?
ダンジョンが狭い
このゲームは、各チャプターごとに用意されたダンジョンを進んでいくことになるが、ダンジョンはさほど広くはなく行けない場所も多い。そして、来たダンジョンを戻ることもできないので1つのダンジョンをクリアすると強制的に次のムービーへ移り新しいダンジョンステージへ進む。
話が一本道
ダンジョンのA地点からB地点へ敵を倒したり回避しながら物語は強制的に進んでいく。バイオハザードのような謎解きや、寄り道、箸休め的な要素、プレイヤーが好きなように遊びながら、物語の進行を調整できるような自由度は無い。
ウォーキングデッドのパクリ
パクったつもりはないのだろうが、アメリカ人はゾンビが好きなのか、本作はウォーキングデッドと同じような対立構造になっている。
序盤はゾンビからの生還が主なミッションだが中盤以降は、実は人間が1番怖い。人間との戦いになっていく、ありがちな展開で描かれており意外性もない。
それらを踏まえて ラストオブアス には
星4を贈ろう
ゲーム性そのものは、他にも優れた製品はたくさんありますが、本作の特筆すべき点は人間ドラマにあるのではないでしょうか。
ラストオブアスは、アクション要素とドラマ性のバランスの取れた良作だと思います。