まるで映画で遊んでいるかのようなゲーム、デトロイトビカムヒューマン
デトロイトビカムヒューマンはアドベンチャーゲームの最高峰 と評判のゲームでアマゾンでも星五つを多く獲得している作品。
発売は2018年5月25日 時間は経過しているが 筆者も『Detroit: Become Human』 をクリアしたので感想と 考察 を述べていきます。
デトロイトビカムヒューマンはアドベンチャーゲームの最高峰 そのストーリー
物語は 西暦2038年 人々の生活の中にアンドロイドが導入され 家事や配達 事務作業 話し相手 介護 性産業など 人間が行なっていたあらゆる労働をアンドロイドが担いはじめた。
アンドロイドは見た目から話方まで人間そっくりで、違和感のないほど精巧な作り、この世界の文明レベルは眼を見張る発展をとげているようだ。
だが、どことなく陰鬱な雰囲気を醸し出しているこの世界で アンドロイドは 人間の負の感情の掃き溜めとして虐げられる存在としの側面を持ち合わせていた。
暴力を振るわれ迫害される中で一部のアンドロイドに プログラムに無い はずの 感情 が芽生えた。そして感情を持った 変異体 と呼ばれる アンドロイド達 は団結し 人間達にアンドロイド の 人権 を要求し始めるのだった。
デトロイトビカムヒューマンの楽しい・面白い点
- メインの3人の主人公達のストーリーが面白い
- 話の分岐点が多く選択肢でエンディングがいくつも変化する
- ゲームとしては難しくない初心者も簡単に遊べる
- 考えさせられる作品
デトロイトビカムヒューマンは3人の主人公達のストーリーが面白い
コナー カーラ マーカス 3人 の アンドロイドを交互にプレイ する事になるのだが、ゲームの進行中にプレイヤーが行う 行動の選択 で ストーリー が 様々に変化し その選択が 主人公たち の 物語 に影響しあい、思わぬ方向にストーリーが進んでいくことも。
選択することを重ねるにつれて、筆者はキャラクターに感情移入し始め、この世界観にのめり込んでいきますした。
話の分岐点が多く選択肢でエンディングがいくつも変化する
このゲームの魅力の一つ、行動の選択はストーリーに関わる重要な要素。その選択の機会の多さは、何百という種類があり、何を選ぶかで途中の話からエンディングまで無数に変化して行く。
話はチャプター毎に区切られていて1つのチャプターを終えると選択によってストーリーがどのように分岐したかフロアチャートで確認ができ、
もし、あの時あの選択をしていたら「IF もしも」が更にストーリーへの興味関心を駆り立て、やり直したくて仕方なくなりますが、
自分自身で「落ち着け、あの場面では、この選択で間違いないはずだ」と言い聞かせながら物語を進めていました。
ゲームとしては難しくない初心者も簡単に遊べるのがデトロイトビカムヒューマン
このゲームの主な操作方法は、物語を見る、選択肢を選ぶ、QTEと単純なものだ。
QTEとは、タイミングに合わせて◯や△などのボタンを押すだけ、それさえ難しく感じるなら簡単な難易度で遊ぶこともできる親切設計も魅力的。
考えさせられる作品それが Detroit Become Human !
この作品を通してこのように考えました。もし現実で精巧なアンドロイドが人間の仕事を担いはじめたら、「日本の少子化問題による労働力不足は一気に解決するだろうな」
そのように、ゲームの枠を超えて社会的な視点まで登って考え始め、
「このデトロイトの世界は、自堕落な人間が割と多い気がするが、もしかしたら文明の発展は必ずしも人間にとって良い結果を招かないのかもしれない」
そうだとしても、筆者が生きている間は、実現しそうにないので考えるのを止めて、すぐ現実に戻って来たのであった。
デトロイトビカムヒューマン つまらない・面白くない点
- アンドロイド対ヒューマン(人間)の構図にしかならない
- アンドロイドが人間に近くリアルすぎて区別がつかない
- もはやゲームではない
アンドロイド対ヒューマン(人間)の構図
多くの選択肢と分岐点があるが結局は、アンドロイド対ヒューマン(人間)の中でのバリエーションに過ぎず、何を選んでも対ヒューマンとの対立構造になるような選択肢になっていて、
ストーリー中には、恋愛や家族愛や友情も盛り込まれているが、人間とアンドロイドの恋愛や家族愛、友情ではなく、それらは、アンドロイド同士の限定されたものです。
人間とアンドロイドの垣根を越えた恋愛や家族愛、友情が描かれていれば、更に興味を惹かれる作品になったに違いないでしょう。
アンドロイドが人間に近くリアル過ぎて区別がつかない
アンドロイドは見た目からまんま人間であり、自由や権利を訴えても、ロボットが訴えているようには見えないのだ。
もしこれが、温もりを持たない鉄のロボットであったなら、人間側の葛藤や苦しみもあったはずだ。
ドラえもんや鉄腕アトムは、あの見た目だからこそストーリーを面白くしている要素であり、もし見た目が、まんま人間であったら面白いだろうか?
などと考えてしまいました。
もはやゲームではない
純粋にゲームを遊びたい人には、楽しめない可能性もあります。ゲーム中の主なプレイヤーの操作は選択とQTEのみゲーム的な要素はほぼない。それをどう受け取るかで評価は分かれるでしょう。
見損なったエンディングを見たいと思い二週目に挑みますが同じ映像を何度も見るはめになるのも辛いところ。筆者が見たエンディングは3パターンでそれぞれ、バッドエンド、未完結エンド?、ハッピーエンドをそれぞれ見ることができ、お腹一杯になりました。
それらを踏まえて
デトロイトビカムヒューマンて
には星3.5を贈ろう
3回目のエンディングを終えてお腹一杯です。まだまだ分岐点や伏線の回収は残されてますが、チャプター毎にやり直しできるとはいえ、一度見た映像も飛ばせず何度もやる気にはなれませんでした。プレイ中のゲーム的な要素が少ないのも原因だと思います。
ゲームではなくインタラクティブシネマだと思えばおススメできる素晴らしい作品です。