風来のシレンは中毒性の高いゲーム
風来のシレン不思議のダンジョン2 は、1000回遊べるRPGシリーズの第2弾としてスーパーファミコンで人気を博したゲーム。(1995年12月1日 チュンソフト から発売 プロデューサー なかむらこういち)
前作で人気だった 「不思議のダンジョン トルネコの大冒険」 に様々な新要素を追加して プレイヤーのアイディアで攻略方が広がり 更に中毒性を高め 当時の子供達の間で 攻略法について学校で毎日話題になるほどだった。
後に ナンバリングタイトル や 派生タイトル など様々なハードや スマホアプリ で発売されることになる。
風来のシレン不思議のダンジョン2 ストーリー
物語の舞台は こばみ谷の中央 天をも支えるかのようにそびえ立つ テーブルマウンテン。 その頂点にあるとされる 「太陽の大地」 からあふれ出る滝は あまりの高さに 地上 までたどり着くことなく霧と消えてしまう。
その人知を超えた存在は多くの噂を呼び 人々の好奇心 を駆り立てた。「黄金のコンドルが棲むところ、そこには 幻の黄金郷 があるという…」黄金郷を求め、旅を続ける風来人という男たちがいた。
伝説の黄金郷があるという太陽の大地。多くの風来人たちがこの地に挑戦したが、たどり着けたものはまだいない。
そして今日もひとりの風来人がこの地を訪れた。
その男の名はシレン、風来のシレン…。
参照:公式サイトより
風来のシレンの楽しい・面白い点
- 死んだら何もかもゼロからの緊張感
- 武器防具の合成 強化
- アイディアで広がる戦略
- 奥深いダンジョン
死んだら何もかもゼロからの緊張感
RPGの醍醐味の1つレベルアップ、しかし風来のシレンでは、冒険中はレベルアップができ、ギタンという通貨でお金も入手でき、武器や防具も装備でき強化もできる。
ここまでは、普通のゲームだが、風来のシレンでは死ぬと全てゼロになる。
武器や防具を強化して、町の倉庫に保管することができるが、ラスボスに挑むには、強化した武器を使いたいところだが、最後に死んだら無駄になる緊張感が癖になる。
当然、やり直しリセット不可。
武器・防具の強化・合成
町の鍛冶屋で武器・防具の強化ができ、店で武器防具の購入もできるのが良い点。なんと!盗むこともできるのだ。
しかし、盗みが見つかれば番犬、盗賊番、店主など強敵と戦うことになる、失敗して死ねばすれば当然全てが無駄に終わる。
物語が進むと合成の壺という、アイテムを使い武器同士や防具同士を合成し、能力の付与や強化ポイントの追加が可能になる。
どの武器を合成するか悩むのも、このゲームの魅力であり、攻略に重要なシステムだ。
武器の種類
- こん棒
- つるはし:壁を掘れる・何度か掘ると壊れる
- 長巻
- カタナ
- どうたぬき
- ブフーの包丁:倒した敵が1/2の確率で肉になる
- 成仏の鎌:ゴースト系のモンスターに2倍ダメージ
- ドラゴンキラー:ドラゴン系のモンスターに2倍ダメージ
- 一ツ目殺し:一ツ目系のモンスターに2倍ダメージ
- ドレインバスター:レイン系のモンスターに2倍ダメージ
- 妖刀かまいたち:前3方向に攻撃
- ミノタウロスの斧:4分の1の確率で会心の一撃
- 必中の剣:攻撃が必ず当たる
- 剛剣マンジカブラ
- 火迅風魔刀
- 秘剣カブラステギ
アイディアで広がる戦略
武器防具の合成もそうだが、風来のシレンでは戦略が問われ、ちょっとしたミスが命取りになる。
例えば、持ち物の取捨選択を迫られる場面で捨てたアイテムが後で必要になり後悔する場面。
大ピンチの時に、白紙の巻物(を見つけ、せいいきの巻物(聖域の巻物はと書き込む安堵感。
瞬間瞬間に判断を迫られる。
失敗して死ねば全てが無駄に終わる。
奥深いダンジョン
1000回遊べるRPGの真髄、毎回変わるダンジョン。
風来のシレンのダンジョンは、毎回同じ位置に敵はいない、道順も変わる。隣のエリアがどこに繋がっているかはわからない、ゴールまでの道のりを覚えるのは無意味。
ダンジョンには、様々な個性を持ったモンスター達が彷徨っている。
隣のエリアに入った途端、大量のモンスターが犇くモンスターハウスなんてことも、モンスターに囲まれて生き残れる可能性はインポッシブル。死ねば全てが無駄に終わる。
風来のシレンのつまらない・面白くない点
- 時間泥棒
- ダンジョンがワンパターン
時間泥棒
時間をかけて、強化した武器・防具も死ねば全ての努力が水の泡と化す。時間は戻らない。面白い要素でもあるが、残酷な要素でもある諸刃の剣のような要素。
ダンジョンがワンパターン
ダンジョンは毎回ランダムで違った道順やモンスターの配置となっているが、見た目の変化は無いのでワンパターンになるのは悪い点。
それらを踏まえて
風来のシレンには星4を贈ろう
事件は起きました。
壁に投げた壺は、壁をすり抜け、彼方へ消えてしまいました。どうやら壁をすり抜けて物を投げられる、遠投の腕輪を装備したまま投げたようでした。
あの時の喪失感、茫然自失はトラウマになりました。でも、昔のゲームってドラクエの冒険の書消失など、シビアなところがありましたよね。(記事中の写真はリメイク版を使用しています)