ファイアーエムブレムシリーズの中でも人気が高い本作
ファイアーエムブレム聖戦の系譜とは 1996年に任天堂から発売されたシミュレーションRPGでシグルド編とセリス編の2部構成から成っている。
1部で伝説の英雄シグルドを2部ではシグルドの子供セリスなどのキャラクターたちを率い、ユグドラル大陸を舞台にロプト教団やヴェルダン王国、トラキア王国、帝国など各国と覇権と平和をかけて戦いを繰り広げる。
本作は、ファイアーエムブレムシリーズの中でも人気が高く、特にストーリー面やキャラクターデザインが評価されており、シリーズ初の家系システムを導入しており、子供キャラクターを育成する要素があるのも特徴。
ファイヤーエンブレム聖戦の系譜のとは そのストーリー
かつてユグドラル大陸は、暗黒神ロプトウスを奉じるロプト帝国の支配下にあった。長く圧政を敷いたロプト帝国だったが、ロプト皇帝の弟マイラと十二聖戦士によって、ついに打ち倒され、世界は各地に散った聖戦士の末裔によって統治されることとなった。
それから時は流れ、グラン歴757年。
東の王国イザークへの遠征のため手薄になったグランベル王国へ、国境を接するヴェルダン王国が突然侵攻を開始する。
ユングヴィ城は制圧され、ユングヴィ家公女エーディンが連れ去られてしまう。父・バイロン卿の留守を任されていた、聖戦士バルドの血を引くシアルフィ家の公子シグルドは、幼なじみでもあるエーディンを助けるため、わずかな兵と共に挙兵する。これこそ、シグルドやほかの聖戦士の末裔、そしてその子供たちをも巻き込んだ、ユグドラル大陸全土を揺るがす戦乱のはじまりであった。
ファイヤーエンブレム聖戦の系譜の
楽しい・面白い点
- スリリングな一度きりの命
- 戦略性の高い戦闘
- キャラのカップリングと子世代への継承、育成要素
スリリングな一度きりの命
主人公以外のキャラクターの多くは、一部の例外を除き戦闘で死ぬと復活しない。
お気に入りのキャラクターはできる限り死なせたくないのはプレイヤーにとってスリリングなものになるだろう。
戦略性の高い戦闘
本作では、剣、大剣、槍、斧、弓、魔法などの攻撃武器が用意されている。
剣は槍に強く、槍は斧に強い、斧は剣に強い
火は風に強い、風は雷に強い、雷は火に強い
など三すくみ、ジャンケンのような力関係になっている。
魔法や弓は遠距離攻撃が可能。
騎馬や飛竜は機動力に優れている。
など強力な敵もこれらの特性を活かして、頭を使って攻略が可能だ。
キャラのカップリングと子世代への継承、育成要素
筆者は、この要素を使いこなせず攻略に苦労したが、男女のカップリングと子世代への能力の継承は長期的な戦略が立てられ、ゲームを通して攻略が楽になる面白い要素だろう。
つまらない・面白くない点
- 長すぎる戦闘
- 弱すぎる味方
- 箸休め的な要素が無い
長すぎる戦闘
戦略性の高い戦闘だが、一回の戦闘時間は長く疲れる。戦闘の大半は敵のターンを眺めてるだけで無駄な時間が多く面白いとは言えない。一度で攻略するのに疲れる人は何回か日にちを分けて遊ぶことをお勧めする。
弱すぎる味方
仲間のピンチに颯爽と現れる味方キャラクター、強力な援軍と思いきや、敵に一撃で倒されることも、そうでなくとも敵のターンで袋叩きになって呆気なく他界することがザラにある。
キャラの子への継承など面白いシステムだが、その前に、あまりに弱すぎてキャラクターを死なせないことが難しい。
箸休め的な要素が無い
戦闘は、スリリングなものだが、長時間で疲れることは必至。しかしそれらを緩和してくれるような箸休め的な遊びの要素があまり無いのは残念。
戦闘の後は、またすぐに次の戦闘がエンディングまで続く。古いゲームだから仕方ないのかもしれないが、本編意外のおまけ的な要素は欲しかった。
それらを踏まえて
ファイヤーエンブレム聖戦の系譜には
星3を贈ろう
任天堂の月額サービスに入っていれば、気軽に遊ぶこともできますので、ファイヤーエンブレムがどんなゲームなのか、比較的に新しいシリーズの花鳥風月などを遊んだ方、購入を躊躇されている方にもうってつけだと思います。