スーパーマリオRPGの
リメイクについて
スーパーマリオRPGリメイクはつまらない ?今遊んでも面白いのか?遡ること1996年3月9日にスーパーファミコンで発売されたマリオRPGは当時ヒット作を連発していたスクエア(エニックスと合併前)との共同開発で話題になった作品。
アクションゲームの雄であるマリオを産み出した任天堂とFFや聖剣伝説、サガシリーズなどRPGゲームのヒットメーカーのスクエアがタッグを組んだゲームがつまらないわけがなく、面白さは保証つきの大ヒット。
そして2023年11月17日に27年の時を経て、リメイクされたSwitch版マリオRPGだが、面白さは時を超えても健在だったのか述べていこう!
スーパーマリオRPGのストーリー
またいつものようにクッパに拐われたピーチ姫を助けに、クッパ城に乗り込んだマリオだったが、クッパとの対決の最中になんと空から巨大な剣がクッパ城を突き刺した。
その衝撃で、クッパ城から3人は散り散りに吹き飛ばされたのだった。
マリオは行方不明になったピーチを探す道中でマロそしてジーノと出会う。ジーノは人々の願いを叶える原動力となるスターロードが壊され、それを修理する為に地上にスターピースを集めに空からやって来たと聞き共に旅に出かける。
そこへ行方不明になっていたピーチ姫と再会しクッパも加わり、このままでは願いが叶わない世界がやってくると知り
スターピースを集める目的が一致した5人は世界を取り戻す為に協力することに。
空から降って来た剣は何者の仕業なのか、スターピースとの関係はいかに。
スーパーマリオRPGリメイクの
面白い・楽しい点
- 愛くるしいキャラクター達
- マリオの世界観そのままのRPG
- 音楽が素晴らしい
- 追加要素
愛くるしいキャラクター達
世界で愛されるマリオ、ピーチ姫、クッパはもちろん、本作オリジナルのキャラクターであるマロやジーノも登場し、彼らは脇役ではなく物語の重要なピースを担っている。
マリオの世界観そのままのRPG
初めて訪れるような場所だが、マリオシリーズを遊んだことがある人には、どこか懐かしさと安心感を覚える世界観は正にマリオワールド。毛色の違うスクエアとの共同開発でもマリオの世界観は失われておらず、寧ろ上手にRPGへと昇華されている。
音楽が素晴らしい
ゲームと音楽の関係は、切り離せない要素。音楽を聴けば情景や思い出が蘇る。マリオRPGの曲は、ストリートファイターⅡやキングダム ハーツ、ファイナルファンタジーXVなど多くのゲーム音楽を作曲した下村陽子さんが作曲。マリオRPGもそんな音楽が沢山聴くことができる。スーファミ当時のサウンドから現代にアレンジされた音楽を好みで選んで遊ぶことができ、2度美味しい仕上がりに。エンディング後にサウンドプレイヤーで好きな曲を聴けるおまけ要素も。
追加要素
グラフィックが一新された以外に追加要素がある。新ムービーの追加や、戦闘時のアクションコマンドとチェインの追加、三人での協力技、倒したボスとの再戦、モンスターリストでモンスターの情報を集める、難易度の変更、強敵モンスターの出現、ファストトラベルの実装、戦闘中の仲間の入れ替え等、現代のゲームに対応した、痒いところに手が届く、快適な作りに仕上がっている。
スーパーマリオRPGリメイクは
つまらない ・面白くない点
- 物語は短めで物足りない
- そのまんまリメイク
- 戦略性は高くない
物語は短めで物足りない
同じ任天堂の開発のティアキンは100時間以上遊べる作品だが、本作は急いで遊べば10時間前後でクリアになってしまう。当時、遊んだ子供も既に大人、本作はあくまで子供向け、本編そっちのけで熱中する要素にも乏しいので物足りなく感じることはあるだろう。
そのまんまリメイク
Switch版のおまけや追加要素はあるが、物語に関わる新しいサイドストーリーや新キャラクターなどの変更点は存在しないので、スーパーファミコン版のマリオRPGを覚えている人には、追加要素など魅力的に感じるかは微妙なところ。懐かしんでノスタルジーを感じるくらいだろうか。
戦略性は高くない
追加要素で快適になったとは言え、最新のドラクエやFF、ペルソナシリーズのような、武具に付加価値をつけたり、職業を変えたりと、複雑でバリエーション豊かな戦略性は期待できない。それらを基準にしていると、次第にワンパターンに感じてしまうようになるかもしれない。
それらを踏まえて
スーパーマリオRPGリメイクには
星3.5を贈ろう
現在のゲームに比べたら緩いかもしれませんが、本気で憎たらしいキャラやモンスター、残酷なエピソードは無く、優しいノスタルジーに包まれた、まるで絵本のような世界がそこにはありました。親から子に伝えるゲームとしてもお勧めできるゲームだと思います。