ドラゴンクエスト6 幻の大地 天空シリーズ最終章

ドラクエ6はつまらない




DRAGON QUEST6 はシリーズ中、最もミステリアスな作品

ドラクエ6はつまらない と言う声もあるが、スーパーファミコン版が1995年12月5日にエニックスから発売されて以降(キャラクターデザイン 鳥山明氏、音楽 すぎやまこういち氏、プロデューサー 堀井雄二氏)任天堂DSや現在ではアプリなどでも移植されている名作だ。

テリーという、人気キャラクターも誕生しており、スピンオフ作品ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドでは主役を担当している。

本作は、オープニングから魔王に挑む過去作にない掴みで、ミステリアスな展開となっている。

ドラクエ6ストーリー

焚き火の前で夜を過ごす1人の美しい女性と丁度眠りから目を覚ました主人公、森から割腹の良い男性が合流し3人は竜に乗り込み、魔王ムドーを倒すために城に向かうのだった。

静けさに包まれた城でムドーと対峙する主人公達は、あっけなくムドーに石化させられるのだった。

主人公が目を覚ますと、そこはいつもの村と妹のターニャだった。あれは夢だったのかと思った束の間、村長からマルシェで村の祭りに使う、精霊のかんむりを冠職人から買ってくるよう頼まれるのだった。

マルシェに向かった主人公だが、職人は西へ向かって帰ってこないと聞き、西へ向かうとそこには、見たことのない大きな穴の空いた大地が広がっており、職人は今にも下に落ちそうになっていた所、主人公に助けられたのだったが、主人公が下の世界に落ちてしまった。

トルカという町に落ちた主人公の姿は町人の誰にも見えておらず、主人公は盗み聞いた話で、人の寄りつかない夢見る井戸の噂を聞きら夢見る井戸から元の世界に帰ってくることができました。

何とか、精霊のかんむりを入手した主人公は、精霊の儀式で再び不思議な体験をします。

儀式の精霊使いの役を担ったターニャを介し、何者かのメッセージを受け取るのでした。

あなたは不思議な運命を背負って生まれてきた者、やがて世界の闇が覆う時、あなたの力が必要となるでしょう。その時が来る前に解き明かすのです。あなたたちがもう少しで打ち破ることができたはずの魔王のまやかしを。そしてあなたの本当の姿を取り戻すのです。旅立ちなさいそれがあなたに与えられた使命なのですから

ドラクエ6 面白い・楽しい点

  • 鳥山明氏がデザインした個性的なキャラクター達
  • 転職システムによる成長
  • ミステリアスな物語
  • お馴染みの寄り道要素

鳥山明氏がデザインした
個性的なキャラクター達

本作に限らず、鳥山明氏の描くキャラクターは人々を魅了する。1995年は5月にドラゴンボールの連載が終了し12月に本作が発売された経緯がある。

キャラクター一覧
  • 主人公|高原の山村ライフコッドで妹のターニアと暮らす。しかしある日、魔王ムドーに戦いを挑み石化される夢を見る。精霊のかんむりを村長に頼まれて出かけた際に大地の下の世界を知り、自身の使命を知ることになる。
  • ハッサン|サンマリーノの大工の息子。家業を継ぐのが嫌で家を飛びだす。主人公、ミレーユと出会い共に魔王ムドーとの戦いに挑むが、石化され記憶を失い意識のみ上の世界に移され、上の世界でレイドリックにて兵士の志願をし主人公と再開し共に馬のファルシオンを捕まえ兵士に採用され兄弟と呼ぶ間柄に。
  • ミレーユ|ガンディーノで弟のテリーと生き別れ、マフィアのギンドロ組に国王の献上品として連れ去られ、奴隷となり幽閉される過去をもつ、囚人の老人の助けで脱出し、その後主人公、ハッサンと出会い旅をする。
  • チャモロ|ゲント族の僧侶で、長老の孫で次期ゲント族の指導者になる少年。神の船を借りに来た主人公達を追い返すが、神託を受けて、主人公達の仲間に加わる。
  • バーバラ|記憶を失い姿の見えない状態で、月鏡の塔でラーの鏡を探していたところ、主人公達と出会い仲間になる。彼女の正体は魔法都市のカルベローナの創設者バーバレラの血を引く者でもある。
  • テリー|ミレーユの生き別れの弟。ガンディーノで養父母に育てられる。アークボルトで雷光の閃光の異名で呼ばれドラゴン討伐し褒美の雷鳴の剣を手に入れる。強さを求めて心を闇に支配される。

転職システムによる成長

転職システムは、ドラクエ3以来の復活となっている。お馴染みのシステムのように感じるが、意外にも毎作品、取り入れられているのではないので、転職システムは6の魅力の一つとなるだろう。

転職・特技一覧

基本職

  • 戦士(みならい、しゅぎょうちゅう:きあいため、いっぱし、ベテラン:もろばぎり、すごうで:しっぷうづき、たつじん:みなごろし、けんごう:はやぶさぎり、ソードマスター:まじんぎり)
  • 武闘家(まきわり:あしばらい、しろおび:まわしげり、しょだん:かまいたち、くろおび:みかわしきゃく、しはんだい:せいけんづき、しはん:きゅうしょづき、めんきょかいでん:ともえなげ、かくとうおう:ばくれつけん)
  • 魔法使い(みならい:メラミ ラリホー、つかいばしり:ギラ マヌーサ、おぼえたて:ベギラマ ルーラ、いちにんまえ:メダパニ ルカナン、ようじゅつし:イオラ リレミト、まじゅつし:ヒャダルコ マホトラ、まどうし:ラリホーマ、だいまどうし:ベギラゴン マホカンタ)
  • 僧侶(みならい:ホイミ ニフラム、しゅぎょうちゅう:バギ キアリー、しんかん:スカラ マホトーン、しさい:ベホイミ キアリク、こうしさい:ザキ スクルト、そうじょう:バギマ、だいそうじょう:ザラキ ベホマ、ほうおう:ザオラル)
  • 踊り子(どさまわり:さそうおどり、ぜんざ:みかわしきゃく、ステージデビュー:ふしぎなおどり、バックダンサー:メダパニダンス、おひねり:うけながし、はくしゅかっさい:おどりふうじ、トップダンサー:マホトラおどり、かみのおどりて:しのおどり)
  • 盗賊(かけだし:すなけむり、したっぱ:タカのめ、いっちょまえ:いしつぶて、うできき:つきとばし、すごうで:フローミ、かみわざ:しのびあし、おやぶん:とうぞくのはな、おおおやぶん:レミラーマ)
  • 魔物マスター(スライムマスター、アニマルマスター:あまいいき、ゾンビマスター:どくのいき、メタルマスター:ひゃくれつなめ、デビルマスター:つめたいいき、トロルマスター:かえんのいき、キラーマスター:やけつくいき、ドラゴンマスター:ドラゴラム)
  • 商人(でっち:インパス、つかいばしり:ちからため、みせばん:あなほり、ばんとう:ふしぎなおどり、のれんわけ:おたけび、だんな:たいあたり、おおだんな:おおごえ、だいふごう:ぐんたいよび)
  • 遊び人(おぼえたて:あそぶ、あそびずき:くちぶえ、あさがえり:なめまわし、とまりあるき:ぱふぱふ、ゆうめいじん:ねる、かおバス:ひゃくれつなめ、あそびまくり:まねまね、あそびのてつじん:パルプンテ)

上級職

  • バトルマスター(ジュニアきゅう:しんくうぎり、フェザーきゅう:ゾンビぎり、ライトきゅう:うけながし、ミドルきゅう:さみだれけん、ヘビーきゅう:とびひざげり、むさべつきゅう:ドラゴンぎり、チャンピオン:がんせきおとし、ゴッドハンド:メタルぎり)
  • 魔法戦士(メラファイター:かえんぎり、バイキルター:バイキルト、デインキラー:いなずまぎり、スペルキラー:マホターン、ブリザーダー:マヒャドぎり、バシファイター:バシルーラ、マグマソード:マグマ、フォースロード:メラゾーマ)
  • パラディン(ブロンズナイト:みがわり、アイアンナイト:しんくうは、スチールナイト:すてみ、シルバーナイト:バギクロス、ゴールドナイト:マジックバリア、クリスタルナイト:におうだち、キングスナイト:メガザル、ホーリーナイト:グランドクロス)
  • 賢者(ウォーロック:マホキテ、ハイウォーロック:フバーハ、ビショップ:バシルーラ バイキルト、ハイビショップ:しょうかん つなみ、ウィザード:じわれ ベホマラー、ハイウィザード:ザオリク マヒャド、アークウィザード:マジックバリア メガンテ、スペルエンペラー:イオナズン ザラキーマ)
  • レンジャー(シロレンジャー:トヘロス、キレンジャー:もうどくのきり、アカレンジャー:トラマナ、アオレンジャー:じひびき、クロレンジャー:まぶしいひかり、パワーレンジャー:だいぼうぎょ、メガレンジャー:ひばしら、キングレンジャー:おいかぜ)
  • スーパースター(つきびと:まぶしいひかり、レッスンちゅう:アストロン、デビュー:いなずま、ニューフェイス:メガザルダンス、アイドルスター:ぶきみなひかり、えんぎは:ハッスルダンス、アカデミーしょう:ムーンサルト、シネマのほし:せいれいのうた)
  • 勇者(むらゆうしゃ:アストロン、まちゆうしゃ:いてつくはどう、しまゆうしゃ:ライデイン、くにゆうしゃ:ギガデイン、たいりくゆうしゃ:めいそう、せかいのゆうしゃ:ギガスラッシュ、しんのゆうしゃ:ジゴスパーク、うちゅうヒーロー:ミナデイン)
  • はぐれメタル(はぐれはじめ、ひとりぼっち:アストロン、ロンリーメタル、ストリートメタル:ルーラ、ヘビーメタル、ハイパーメタル:マダンテ、デラメタル:ジゴスパーク、メタルキング:ビッグバン)
  • ドラゴン(ドラゴンフライ:ひのいき、ドラゴンキッズ:つめたいいき、レッサードラゴン:かえんのいき、グリーンドラゴン:こおりのいき、ホワイトドラゴン:はげしいほのお、シルバードラゴン:こごえるふぶき、ゴールドドラゴン:しゃくねつ、グレイトドラゴン:かがやくいき)

ミステリアスな物語

ドラクエ6はつまらない

前述の通り、本作は魔王と戦う場面から描かれおり、上と下の2つの世界を行き来する物語の設定は、先の気になる展開となっている。序盤からゲームの世界に引き込まれるシナリオ。

お馴染みの寄り道要素

ドラクエ6は面白い

ドラクエといえばカジノ。本作でもスロット、ポーカーで遊ぶことができ、カジノはサンマリーノの町、ロンガデセオの町、欲望の町と一箇所でなく、それぞれの町で貴重な武具を入手できる。

メタルキングのよろい、はかいのてっきゅう、メガザルのうでわ、はやぶさのけん、ドラゴンシールドなど手に入れておきたいアイテムだ。

小さなメダル探しなどの寄り道要素も熱い、本作ではファッションショーも加わり更にやり込み要素が増えて嬉しい仕上がりに。

モンスターを仲間にして共に戦うことができ、スライム格闘場で大会に出場することこも、

小さなメダル景品一覧
  • 15枚 てんばつのつえ
  • 25枚 ちからのルビー
  • 30枚 プラチナソード
  • 40枚 きせきのつるぎ
  • 50枚 時の砂
  • 60枚 しんぴのよろい
  • 70枚 メタルキングヘルム
  • 80枚 ふしぎなボレロ
  • 90枚 ドラゴンの悟り
  • 100枚 エッチなしたぎ

ドラクエ6の
つまらない・面白くない点

  • コンシューマー機では、任天堂DS以降に遊べる環境がない
  • ドット絵の表現力

コンシューマー機では、
任天堂DS以降に遊べる環境がない

スマホやタブレットのアプリで遊ぶことができるが、ソニーや任天堂のアーカイブゲームなどで遊ぶことができないのは残念な点だ。

アプリで遊べるといっても提供が終われば遊べなくなる可能性もある。

古いゲームにあるケースだが、文化的資産として時を経てもアーカイブで遊べたら良いのにと思う。

ドット絵の表現力

ドラクエ6はつまらない

スーパーファミコンやDSでは気にならなかったが、鳥山明氏のデザインを表現するにはドット絵では厳しいように見える。ドット絵も味があるし嫌いではないのだが、ドラクエ8以降のデザインの実現度を体験するとやはり、後に戻りにくく、物足りなさを感じる。

事実、ドラクエXオフラインでは、2頭身である点が多少なりとも引っかかる要素で、可能であれば、キャラデザ通りの絵であった方が嬉しい。

まあ足りない部分を想像で補うことができるか楽しめるかどうかの別れ道になるだろう。


それらを踏まえて
ドラゴンクエスト6には
星3.5を贈ろう

ドラゴンクエストは既に11を超える長寿作品となっていて、開発期間が長い為どのナンバリングを取っても思い入れのある作品があるでしょう。3世代に渡って遊ばれた作品と言っても過言ではない。

本作は、傑作と言われたドラクエ5の次回作として首を長ーくして待たれた作品で、スーファミのドラクエナンバリングタイトルのラスト、天空シリーズのラストそして鳥山明氏のドラゴンボール連載終了年など重なった記念碑的な作品であると思います。

ドラクエ6はつまらない
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