FINAL FANTASY 7 REMAKE 賛否を分けた理由

ファイナルファンタジー7リメイクは賛否両論

伝説のファイナルファンタジー7の再構築

ファイナルファンタジー7リメイクは賛否両論 あった。発表から5年の歳月をかけて発売されたファン待望のFF7リメイクは、糞ゲー、神ゲーと意見が分かれる。(2020年4月10日スクエア・エニクスより発売)

筆者もクリアしましたが、元祖に対する思い入れの強さと、ディレクター キャラクターデザインを務める野村哲也 氏の世界観が好きかどうかで、糞ゲー、神ゲーどちらにも転ぶ作品だなと感じた。

ファイナルファンタジー7リメイクは賛否両論 その物語

科学文明の栄えた街「ミッドガル」は、星の生命エネルギーでもある魔晄を搾取し、それを動力エネルギーとして、繁栄してきた。その魔晄の利権で世界を牛耳り支配していたのが巨大企業の神羅カンパニー。

魔晄は星の命、このまま搾取し続ければ星は滅ぶ、神羅カンパニーに抗うアバランチという反抗組織があった。

組織崩壊寸のバレット率いるアバランチにとって、失敗の許されない命をかけた重要な作戦を決行する日がやってきた。

壱番魔晄炉爆破作戦だ。

何としても作戦を成功させる必要のあるアバランチは、神羅に精通した元・神羅カンパニー直属部隊ソルジャーの一員であり、アバランチの女性メンバーであるティファの幼なじみでもある、現在は傭兵稼業をしているクラウドを助っ人に雇うことにする。

クラウドとアバランチは、神羅につけ狙われているエアリスと戦いの道中で出会い行動を共にすることになる。
(ここまでは、オリジナル通りの物語)

神羅との争いの最中、クラウド達の行動に介入する謎の存在、運命の番人フィーラー。

フィーラーは、星の運命を一つの方向に強制的に導こうとする存在と考えられている。クラウド達は強制的な運命に従うのか、または運命を自ら選択するのかの岐路に立つのだった。

ファイナルファンタジー7リメイクの良い点

  • 美しいグラフィックによるミッドガルの再現
  • キャラクターの声優によるアフレコ
  • オリジナルFF7 を引き継ぎ、更にバージョンアップされた面白さの保証
  • 新しい戦闘システム

美しいグラフィックによるミッドガルの再現

20年近い時を経て、最新の映像で再現されたミッドガルの街は、目を見張る美しさと、空気感を漂わせている。そこに貧しくとも力強く生きる住人、生きる人々の呼吸、生きた街は、原作を知っている者ならば感動を覚えるだろう。一部背景が雑な部分もあるが、気になるほどではない。

ファイナルファンタジー7リメイクは賛否両論

キャラクターの声優によるアフレコ

音声が入ることで、よりキャラクターに息が吹き込まれている。但し、キャラクターによっては、声のトーンやキャラクターに好き嫌いが分かれるだろう。2020年4月12日に残念ながら亡くなったベテラン人気声優の藤原啓治 氏(野原ひろし、ジョーカー、ヒューズなど多数出演)の遺作となった、タークスのレノの声も聞きどころ。

エアリス役の坂本真綾 さんと ザックス役の鈴村 健一さんは、ご夫婦で声優として出演。ゲームの中でもエアリスとザックスは恋仲だった雰囲気を匂わせており、これは偶然なのだろうか。

  • クラウド・ストライフ|声:櫻井孝宏 氏
  • エアリス・ゲインズブール|声:坂本真綾 氏
  • バレット・ウォーレス|声:小林正寛 氏
  • ティファ・ロックハート|声:伊藤歩 氏
  • レッドⅩⅢ|声:山口勝平 氏
  • セフィロス|声:森川智之 氏
  • レノ|声:藤原啓治 氏
  • ルード|声:楠大典 氏
  • ビッグス|声:阪口周平 氏
  • ウェッジ|声:浅井孝行 氏
  • ジェシー|声:森谷里美 氏
  • ドン・コルネオ|声:多田野曜平 氏
  • 宝条|声:千葉繁 氏
  • ザックス|声:鈴村 健一 氏

オリジナルFF7 を引き継ぎ、更にバージョンアップされた面白さの保証

オリジナルのFF7 の面白さは、既に証明されている。その素材を使ってリメイクされるゲームがつまらないわけがない。更に原作で描かれないエピソードも追加され、よりミッドガルを掘り下げて描かれている。

新しい戦闘システム

本作は、FFシリーズ定番のアクティブターンバトルから、よりアクション性の高い直感的なバトルシステムが採用されている。慣れないうちは忙しく感じるが、慣れてくれば、敵をボコボコにする爽快感は格別だ。爽快感を失わないように調整された初心者向けの難易度も用意されているのは好感が持てる。

戦闘システム

ファイナルファンタジーリメイクの悪い点

  • リアルになった弊害、キャラクターへの違和感
  • 物語がオリジナルから変わっている
  • ムービーが多い
  • 1本道のダンジョン
  • 分作への不安

リアルになった弊害、キャラクターへの違和感

映像がリアルになったことで、オリジナルFF7 では気にならなかった、セリフの不自然さや仕草のわざとらしさが目立つ。

例えばバレットは、オリジナルでは、熱血漢の男だと筆者は思っていたが、リメイクでは、音声が入り映像もリアルになったことで、オーバーリアクションのお喋りで五月蝿い男になっていた。

そしてティファとエアリスは、可愛子ぶりっ子のあざとい女性になってしまっていた。

FF7 オリジナルをプレイした世代も既に良い歳の大人だ、キャラクターに違和感を感じ受け入れられない人もいるだろう。

野村哲也 氏の描く美形のキャラクターも、ホストや整形美人のように見え、好き嫌いが分かれる。

ファイナルファンタジー7リメイクは賛否両論

物語がオリジナルから変わっている

FFリメイクの発表を聞いて歓喜した人の多くは、オリジナルの話を現代のグラフィックで再現すると思っていただろう。

しかし本作は、オリジナルの物語とは別の平行世界の話を匂わせている。
オリジナルの物語を運命と知りながら未来の運命に抗う者達。

運命に従わせようとする運命の番人フィーラー。
それがリメイクの物語である。途中から物語は、オリジナルから逸れていく。

しかし、運命を知っている者が何故、存在しているのかは、解明はされていない。
オリジナルで死ぬ運命だったキャラクターが生きている可能性も次作へ匂わせている。

シナリオは、FF7、キングダムハーツ、FF15などのシナリオを手掛けた 野島一成 氏が手掛けている。

ファイナルファンタジーは、ウィザードリィーやウルティマなど海外のRPGに影響を受けた、坂口博伸 氏がファミコン時代に、この作品が失敗したら会社を畳む覚悟で製作し、最後のファンタジーと決意を込めた。

それがファイナルファンタジーとなり大ヒットを遂げた。FF7は坂口氏も先頭に立ち関わった作品、その物語を野村哲也氏の個人的な趣味が色濃く反映された内容に変えられたことに、オリジナルを大事に思う古くからのファンが拒絶している部分ではないだろうか。

ムービーが多い

スクエア作品の特徴として、ムービー映像へのこだわりが高い、本作も例外ではなく、プレイの時間の半分くらいは、ムービー映像だった気がする。

1本道のダンジョン

FF13やFF15で不評が多かった、探索や攻略のやりがいの無い1本道のダンジョンは今作でも同様。

分作への不安

FF7 リメイクは、分作と公式でアナウンスされており本作は、ミッドガルを脱出するまでとなっている。

しかしミッドガルは、オリジナルでは、まだ序盤で物語が始まったばかりの所だ。
分作が何作になるのか?どのペースで発売されるのか?

プロデューサーの北瀬佳範 氏によると現在、未定のようだ。

スクエアエニックスは、かつてFF15を未完成品として発売し、それを補完するDLコンテンツの製作を中止した前例がある。
その為、FF7 リメイクがきちんと完結するかは、怪しい。

未完で終わる可能性もある。

本作は発表から5年も経て発売された、製作が続いたとしても完結まで何年かかるか不安でしかない。


それらを踏まえて ファイナルファンタジー7リメイク には星3.5を贈ろう

最初、筆者は「これはギャルゲーか?」とティファとエアリスを見て感じて冷めてましたが、レッドXIII の登場する辺りから少しずつ物語の波が乗って来ると慣れて楽しめるようになりました。

この世界観を受け入れられる人には神ゲー、オリジナルを大切に思っている人には、原作に対する冒涜、糞ゲーとなってしまうのではないでしょうか。
元祖を知らない人には、当時の思い出や感動に浸ることができない為、全ての面白さを享受するにはオリジナルFF7の体験が足りないかもしれません。どちらにせよファン向けの作品と言えます。

純粋にゲームとしてならば良作だと思います。きちんと完結できれば神ゲーとしても納得の仕上がりになるでしょう。
もしオリジナルを知らない人は、オリジナルを遊びながら次回作を待つのに良い機会だと思います。

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