スーパードンキーコングとは
スーパードンキーコングのグラフィック は発売当時(1994年11月26日)多くのゲームファンを驚かせた。プレイステーションやセガサターンなど次世代機の転換期の中でも、3Dモデルを取り入れたりと、スーパーファミコンの限界に挑戦した最高峰の映像は、次世代機に負けず劣らない作品だった。
スーパードンキーコングを開発担当したイギリスのレア社は、後にバンジョーとカズーイの大冒険や007ゴールデンアイなど任天堂の次世代機となるNINTENDO 64の人気作品を手掛けることになる。
スーパードンキーコングの
ストーリー
ドンキーの家のバナナ倉庫には、沢山のバナナが貯蔵されていた。
ある日、見張り役をドンキーから頼まれたディディーだったが、なんとその日、悪名高いクレムリン軍がバナナ泥棒計画を実行する為に乗り込んできたのだった。
大量のクレムリン部隊に囲まれたディディーは、タルに入れられジャングルの奥地に放り捨てられてしまう。
翌日クランキーの大きな声で目を覚ましたドンキーは、クランキーの指示でバナナ倉庫を見に行くが、クレムリン軍の仕業で全てのバナナが盗まれていることに気がつく。ドンキーはディディーを助け、バナナを取り返す冒険に出かけるのであった。
スーパードンキーコングの
面白い・楽しい点
- スーパードンキーコングのグラフィック
- ユニークなキャラクター達
- やりごたえのあるダンジョン
- 秀逸な音楽
スーパードンキーコングのグラフィック
プレイステーションやセガサターンが登場して3Dによる表現が登場し始めた頃、スーパーファミコンの能力では無理だろうなと、思われたいたが、ドンキーコングシリーズを3Dによる表現で全く新しいゲームに生まれ変わらせた手腕は見事としか言える。
現在の美麗なグラフィックと比較するとチープな印象を受けるかもしれないが、表現方法として味のあるグラフィックは個性の1つとして時を経ても受け入れることができる。
スーパーマリオやドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、ロックマンなど然り、素晴らしい作品はグラフィックデザインとしても、色褪せない印象を受ける。
ユニークなキャラクター達
やりごたえのあるダンジョン
ジャングル、雪山、海、工場など遊びごたえのある様々なダンジョンやダンジョン内に点在するKONGのマーク集めや隠しダンジョン、ボーナスステージなど飽きさせない仕掛けがプレイヤーを楽しませる。
失敗して覚える死にゲーライクな適度な難易度も魅力。
秀逸な音楽
本作の曲を手がけるレア社所属のイギリスの作曲家デビッド・ワイズ、イーブリン・フィッシャー、ロビン・ビーンランドらが作曲したBGMは、歴史に残るゲーム音楽として語り継がれている。
オープンニングのワクワク感、洞窟や海中の神秘的でありつつ怖さを演出した曲など聴きどころは尽きない。
スーパードンキーコングは
つまらない・面白くない点
- ドンキーとディディの違いを活かしきれていない
- ボス戦が単調
- 表現は3Dだがゲームそのものは2D
ドンキーとディディの違いを活かしきれていない
それぞれのキャラクターの微細な違いはあるものの、協力してダンジョンを攻略したり、コンビネーションは本作には無い要素だ。せっかくのコンビ、そういった要素が欲しい。
ボス戦が単調
やりごたえのあるダンジョンに比べてボス戦は、ほとんどが単調で肩透かしをくうだろう。もう少しドンキーコングならではの戦い方を期待したかった。
表現は3Dだがゲームそのものは2D
本作は、見た目は3Dゲームは横スクロールの2D。当時の次世代期と違うのは、次世代機はきちんと奥行きも使って遊べるゲームだった。
もちろんハードの性能はあるが、例えば餓狼伝説のように2Dプラスもう一段階、奥に移動できるような場面もあれば遊びの幅は広がったのではなかろうか。
それらを踏まえて
スーパードンキーコングには
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ぜひ任天堂ユーザーの方はプレイしてみることをお勧めします。