漫画とゲームの関係
ゲーム化された漫画 10選を特集でお届けする。どれも有名な作品なので知っている人も多いと思うが、古い作品もあるので読んだことない人はぜひ読んでみて欲しい、皆さんのお勧めがあればコメント欄に残してね!では行ってみよう。
幽☆遊☆白書
異能漫画の火付け役、これを読んでおけば現代の異能漫画は攻略済み
幽☆遊☆白書は冨樫義博が1990年から1994年に週刊少年ジャンプで連載し大ヒット、ジャンプ黄金時代を支えた作品だ。
主人公、浦飯幽助を筆頭に、桑原、飛影、蔵馬などの魅力的なキャラクターは、多くの女性ファンを少年誌に取り込んだ。
特殊能力に目覚めた少年が妖怪と戦う設定は、後の異能系漫画の火付け役となったと言っても過言ではないだろう。ブリーチ、呪術廻戦、鬼滅の刃、怪獣18号、僕のヒーローアカデミアなど次世代の漫画家達にも影響を与えている。
ゲーム|JUMP FORCE
ファミコン、スーパーファミコン、プレステ2などでもゲーム化されている。プレステ4のJUMP FORCEではジャンプの人気キャラクターの悟空やナルト達と浦飯幽助が戦う対戦格闘ゲームがリリースされている。
スラムダンク
バスケット漫画は成功しない定説をひっくり返したモンスター漫画
井上雄彦の出世作、バスケ漫画は流行らないとの定説を覆し、漫画の枠を飛び越え、巷のバスケ部人口を爆発的に増やした。
連載当初はヤンキー、ギャグ、スポーツの3要素で展開。読者アンケート次第でどちらにも路線変更できる描き方が伺えたが、三井寿の登場以降、人気が爆発し青春バスケ漫画へと昇華した。
昨今では、流川風の無愛想な強キャラは、漫画のキャラデザインの雛形になっている。ハイキュー、弱虫ペダル、ナルト、呪術廻戦、チェンソーマン様々な作品で流川の面影を感じさせるキャラが誕生している。そしてマイケルジョーダンのスニーカーが品薄になるなど90年代のスニーカーブームにも影響を与えた。
ゲーム|Talkin’ to the Rim
スーパーファミコンからセガサターンで連載終了まで様々なハードで商品化されている。ゲームとは趣が違うが桜木花道がひたすらシュート練習をしている姿を見ることができるスマホアプリTalkin’ to the Rimも発売されている。
ちはやふる
恋愛も青春もスポ根もこれだけでOK
広瀬すず主演の映画としても有名な末次由紀 原作の少女漫画。スポーツカルタを題材に青春時代の成長と葛藤、恋愛を主人公のちはや、太一、あらた、3人の視点で描かれている。主人公以外にも沢山の名脇役が作品を彩り、彼らの人生にも感情移入でき、沢山の魅力がある作品。2008年から2022年まで講談社のBE・LOVEで連載。
ゲーム|ちはやふる百人一首
コンシューマ機では発売されていないが、スマホアプリで百人一首ゲームがリリース、十人一首や昇級試験などを楽しめる。
進撃の巨人
ルーツは怪獣漫画!?世界的大ヒット作品
諫山創が2009年から2021年に別冊少年マガジンで連載していた世界的なヒット作。当時、作者はジャンプ編集部へ進撃の巨人の基となる作品を持込むが「ジャンプの漫画を持って来い」と編集に突き返されるも、諦めず出版社を渡り歩き、最終的に持込んだ講談社で「荒削りだが何か惹きつけるものがある」と編集者の評価が、この作品が世に出るきっかけとなったのは有名な話。
進撃の巨人は、ミステリアスで作中に多くの伏線が張り巡らされ考察が捗る漫画だが、意外にもヒントになったのはウルトラマンのような怪獣漫画だと作者は述べている。
ゲーム|進撃の巨人 Final Battle2
コーエーテクモからプレステ4でアクションアドベンチャーゲームを楽しむことができる。2023年にはVRを使ったゲームも開発中とのこと。
ペルソナ4
ゲームから漫画へ逆作品化の名作
ペルソナシリーズは、アトラスが開発するRPGシリーズとして、今やドラクエやFFに次ぐRPGゲームに発展。その面白さはゲームシステムはもちろん、先の展開が気になるストーリーが最大の魅力と言っても過言ではないだろう。
筆者的にはペルソナ4が最も、好きなストーリーだった。アニメや漫画にも展開されておりゲームが苦手な人にも楽しんでもらえる。漫画作者は曽我部修司、電撃コミックスで掲載され2009年9月に一巻が発売。
ゲーム|ペルソナ4
ドラゴンボール
定番すぎて意外性に欠ける?それでも王道は外せない
もはや説明の必要はないくらい、王道で取り上げるか迷ったが、流石に外す訳にはいかない。
鳥山明 原作で1984年から1995年まで週刊少年ジャンプで連載され、作画が とよたろう氏に変わって今尚、続くお化け作品。悟空で一体いくら稼いだのだろうか調べによると、2兆4,000億だそうだ!
デビュー前、20代の鳥山明氏は地元の名古屋で、母親からお小遣いを貰うニートだったが、ジャンプ漫画賞の広告を見かけ、もともとイラストの素養があった鳥山氏は、絵の仕事なら自分にもできるかも知れないと、初めて漫画を描き応募するのだった。
入選は逃したが才能を見抜いた当時新人の編集者だった鳥嶋氏が鳥山氏の担当につき、ワンダーアイランドでデビュー。以後マイペースな鳥山明氏の手綱を握り、アラレちゃん、そしてドラゴンボールと二人三脚で、漫画、映画、ゲームと分野を拡大し大成功を収めた。
ゲーム|ドラゴンボールZ KAKAROT
ゲームとしては、ファミコンの神龍の謎からプレステ4のドラゴンボールZ KAKAROTやドラゴンボール スパーキング!の最新作はプレステ5で、ほかスマホアプリなどでも展開、息の長ーいドル箱となっている。
はじめの一歩
ボクシング漫画の金字塔
森川ジョージが幕内一歩を主人公に描いた漫画で、1989年に週刊少年マガジンで連載が開始される。現在も130巻を超えるコミックスが発売され売り上げ部数9600万部を超えボクシング漫画の金字塔を打ち立てた。
森川ジョージ氏の漫画の描き方は、変わっており、枠線を描かないでまずは、キャラクターの動きを描いていくそうだ。それにより枠に囚われない迫力ある闘いが紙面からヒシヒシと伝わってくる。特に一歩の十八番デンプシーロールは、まるで本当に動いているかのような圧巻の迫力。
ゲーム|はじめの一歩2 VICTORIOUS ROAD
ゲームとしては、PS2やPS3やPSP、WiiやDSスマホアプリなどで遊ぶことができる。
ワンピース
ひとつなぎの大秘宝ワンピースを巡る旅はゲームでも
1997年に週刊少年ジャンプで連載開始をした。ドラゴンボールやスラムダンク、幽☆遊☆白書以降のジャンプの看板作品。尾田栄一郎が描くルフィは世界で愛されるキャラクターに成長し、100巻を超えるコミックスの世界累計部数は5億部を超えギネスに認定されている。当時読み始めた少年も中年になり、親子二代で読んでいる読者もいるだろう。
ゲーム|ワンピース海賊無双4
コーエーテクモの無双シリーズで海賊無双が展開。その他スマホアプリのONE PIECE バウンティラッシュなどでワンピースを遊ぶことができる。
バクマン
漫画家を目指すコンビの青春を体験
デスノート、ヒカルの碁などヒット作で作画を手がけた小畑健、原作 大場つぐみ が描く、2008年から2012年に週刊少年ジャンプで連載された漫画家を目指す若者達の青春を描いた漫画。漫画編集部と漫画家の葛藤など制作の裏側を描き、人気を博した。
ゲーム|バクマン。 マンガ家への道
任天堂DSで発売されているアドベンチャーゲーム。
東京リベンジャーズ
タイムリープとヤンキーの親和性
2017年から2022年まで週刊少年マガジンで連載されている作者は新宿スワンなどヤンキー漫画で名の知れた和久井健。
25歳の花垣武道は、ニュースで中学時代に付き合っていた彼女の事故死を知る。バイトとアパートを往復する逡巡とした日常を過ごしていたある日、駅で帰路に着く武道は、電車がホームに到着するその瞬間、何者かに突き落とされ死んだかのように見えたその刹那、なんと武道は中学時代にタイムリープしていたのだった。
実写映画化やアニメ化その主題歌のオフィシャル髭ダンディズム「クライベイビー」のヒットなどで多くの人が本作を知るきっかけになった。ドラケン、マイキー、馬地、千冬など主人公以外にも魅力的なキャラが多いのも魅力。
ゲーム|東京リベンジャーズ3DアクションRPG
スマホアプリのパズリベ、2023年にスマホアプリやコンシューマ機、PCで3DアクションRPGがリリースされる。