メタルギアソリッド2
サンズオブリバティーの面白さ
メタルギアソリッド2とは ?メタルギアソリッド2 サンズオブリバティーは、2001年11月29日にKONAMIから発売。開発リーダーはシリーズ生みの親である小島秀夫監督。
プラットフォームをプレイステーション2に移し、映像的にも技術的にも大きく進化し、多くのユーザーの期待を超える出来栄えだった。その結果、本作は700万本を売上たシリーズ最大のヒット作にもなった。
今では、多くのゲームで採用されているステルスアクション、当時は何が革新的だったのか振り返っていこう。
メタルギアソリッド2とは
そのストーリー
タンカー編
シャドーモセス島事件以後に、反メタルギア財団フィランソロピーでメタルギアの無力化の活動をするスネークとオタコンは、新型メタルギア・RAYの情報を世界に公開する為、2人は単独で偽装タンカーに潜入する。時を同じくロシアのゴルルコビッチ大佐が率いる軍隊GRUはメタルギアの奪取を目論んでタンカーを占拠するのだった。
プラント編
タンカー事件から二年後。巨大汚染除去施設『ビッグシェル』に、サンズ・オブ・リバティーを名乗るテロ組織が占拠する。彼らは、視察に来ていた大統領や政府要人を人質に300億ドルを要求。人質の救助、とテロリストの武装解除を任務にFOXHOUNDの新米、雷電がビックシェルに送り込まれるのだった。
メタルギアソリッド2の
面白い・楽しい点
- 個性豊かなキャラクター達
- 進化したステルスアクション
- 当時、最高峰の映像とゲームデザイン
個性豊かなキャラクター達
本作は2部構成になっており、タンカー編ではお馴染みのスネークを主人公に、プラント編では新キャラクターの雷電を主人公に物語が展開され、味方はもちろん敵キャラまで魅力的な人物が多数登場する。
進化したステルスアクション
メタルギアソリッドと言えば、初代からあるダンボール箱に隠れるアクションが有名だが、本作からは、その他にロッカーに隠れたり敵をハンズアップさせてアイテムを回収したり、エルード(ぶら下がり)バリエーションが増えスパイ映画のような身のこなしが可能になった。
当時、最高峰の映像とゲームデザイン
今でこそ映像が美しいのは当然だが、プレステ2の当時は、スーファミ以降の次世代期の黎明期でどのメーカーも競って映像美を追求し、ユーザーを驚かせていた。
メタルギアソリッド2も、初代を上回る表現が可能になり、新川洋司氏の描くキャラクターやメカニックが生き生きと表現されている。
初代プレステの性能の限界で描かれず、ユーザーの想像で補っていた細かいデザインのディテールを確認できる。オルガの脇毛、ロッカーのセクシーポスターなど小島秀夫監督らしい遊び心にも反映されている。
メタルギアソリッド2の
つまらない・面白くない点
- ステージのバリエーションに乏しい
- スネークが脇役
- 新規ユーザーには敷居が高い
ステージのバリエーションに乏しい
本作の舞台は、タンカー編とプラント編に限定されており、様々な舞台を楽しみたいユーザーには物足りないかもしれない。
攻略に行き詰まった場合、同じ場所を行ったり来たりする為に、飽きてしまう要素にもなる。
スネークが脇役
タンカー編でスネークを操作するが、ゲームのメインはプラント編の為、雷電をプレイヤーは多くの時間、操作することになる。
大佐やオタコンとのやりとりが減ってしまうのは、スネークファンには残念に感じるかもしれない。
新規ユーザーには敷居が高い
つまらない点とは違うが、前作でも専門用語など理解に難しい点があった。本作は前作をプレイしていないと分からないこともあるので、前作を遊んでいないプレイヤーは前作から始めることを勧める。シリーズを通して物語が繋がっているので新規ユーザーには、どうしても敷居が高くなってしまう。
それらを踏まえて
メタルギアソリッド2 には
星4を贈ろう
プレイステーション2からゲーム機の性能が飛躍的に進化し、小島秀夫監督の実現したかった映画的な構想が可能となり。ゲームと映画的な手法がバランスよく表現されていると思います。
それは次回作メタルギアソリッド3で最高潮を迎えることとなります。話は脱線しますがメタルギアソリッド4では、ゲーム機の性能は更に進化しますが、映画的な手法に寄りすぎムービーが長すぎるとの批判も、そしてファイブは完結もしなかった経緯もあり、メタルギアソリッド2、3は、とてもバランスの良いゲームだと感じます。ぜひ遊んでみてください。